2009年06月18日
賤ヶ岳の合戦と七本槍

戦国ゲーム大好き

いや、基本ゲームは何でも好きなんですが。。。
って突然すみません

歴史が苦手って方も、興味はあるけど難しそう・・・。って方も!
私なりにまとめてみましたので、この機会に是非!
近江(現:滋賀県)の歴史に触れてみてください。
某戦国ゲームから、戦国の歴史にまんまとハマった私がご紹介します(笑)
皆さんは、
「近江を制するものは、天下を制する。」という言葉をご存知ですか?
この言葉は、日本のほぼ中心に位置する近江(滋賀県)は、
古くから主要な街道が巡り、政治的・軍事的に重要な要所となっており
また、京の都とも隣接していたことから言われた言葉で、
戦国期の武将たちも、この地を重要視していました。
今回、ご紹介するのは「本能寺の変」により、織田信長の亡き後、
信長の作り上げた権力と体制の継承者を決める戦いの舞台となった
「賤ヶ岳(しずがだけ)」
を、ご紹介させていただきます!
「賤ヶ岳の合戦」ってなに?
って方はお手数ですが、ページ下部に賤ヶ岳の合戦を簡単にまとめましたので、
ご覧いただけると嬉しいです。
今回は・・・
しんどいのイヤ!
山に登るの!?って方にも嬉しい。
「賤が岳リフトコース」からご紹介します。

こちらの賤ヶ岳リフトの駐車場から、
リフト乗り場までの道のりは、少し急な上り坂。
道の脇には、七本槍で有名な武将の名が記されたのぼりが並びます。


リフト乗り場までの道のりで、一番見たくなかった看板が!!


出来れば・・・
クマさんも、マムシさんとも出会いたくありません。
この道中、出会わないことを祈りつつ。。。
足を進めます。
クマ注意!と、マムシ注意!の看板の先には、
景観を楽しみながらのハイキングコースの道が続きます。
ハイキングコース入り口の奥には、リフト乗り場があり、
いよいよ出発!!
こちらのリフトは一人乗り。


【大人】
☆片道400円★往復760円
【子供】(6~12歳)
☆片道200円★往復380円
510Mもの道のりを約、7分弱かけて進みます。
高所恐怖症の方には若干ツライかもしれませんが、景色は最高!
清々しい緑が目も心も癒してくれます。


リフトを乗るときも、降りるときも係員の方が優しく指示してくださるので安心です。
リフトを降りると、見事な景色が!!
リフトに乗るだけでも十分、賤ヶ岳からの景色を満喫できます。


リフトを降りると左側には、
「余呉湖賤ヶ岳山本山歩道」の案内看板があります。


案内看板に従い、頂上展望台を目指してさらに進みます。
頂上展望台までは、約300M。普段の運動不足にはちょうどいい距離。
道中、ヘビイチゴや、紫陽花が目を楽しませてくれます。
この見事な紫陽花は、6月17日撮影。


こちらで用意して下さっている山歩き用の杖は、可愛い焼き印入り。
見るだけでも可愛い♪
この杖、各登山口に設置されており、各ハイキングコースで使用することが可能です。
(※こちらの杖、可愛いですが、お持ち帰りはご遠慮下さい。)


リフトを降り、緩やかな上り坂を進むと景色の良い場所にちょうど休憩所が。
気持ちのいい風と見事な景色を望める場所で小休止。



少し進むと、
合戦時に亡くなった、武士(もののふ)の方々の合同の慰霊碑が、
当時の地元農家の方々によって、祭られています。


水分補給も休憩もバッチリ。
頂上展望台へと、足を進めます。
すると、緩やかな上り坂が一変・・・。
少し急な上り坂が登場。時間にして、約10分ほどでしょうか。
段差も大きくなり、少し息があがります。


急な上り坂で、息は上がるものの、さすがは山。
木々がお日様を遮ってくれ、少しひんやりした風が吹きぬけます。
ようやく、頂上付近へ。
頂上付近には、七本槍の武士の名が記されたのぼりが、
後の合戦を案じるかのように姉川の方向(南)を望みます。そしてやっと・・・


「頂上展望台」へ到着!

余呉湖と山々の美しい景色が、出迎えてくれます。
山頂には戦跡碑や、戦没者の碑が。


さらに進むと、当時の合戦の様子を記した合戦図。


合戦図の先には柴田勝家の像が。
敗走前の肩を落とした姿が。
このとき彼は何を思ったのでしょうか・・・。

・・・っと!
ここで、お得情報♪
こちらの賤ヶ岳。景色の良い場所に設置されてある望遠鏡なんですが・・・
無料でご利用いただけるんです!ありがたいですよね。


頂上にも自動販売機が設置してありますので、飲み物が無くなった!
って時も安心です♪
こちらの、自動販売機が設置された休憩室。中には、
「春夏秋冬登山記念」に絵馬を書くことができます。



(1枚200円)
こちらの絵馬の代金は、賤ヶ岳の木々、景観を守るための資金となります。
なんとなく、滋賀咲くBLOGの絵馬も飾ってきました♪
皆様も、
行かれた際には登山記念の絵馬を飾ってみてはいかがでしょうか。
頂上の景色を満喫し、来た道を戻ります。
(※注意※現在山頂のトイレは使用禁止になっています。)
来た道を戻るだけなのですが、
行きとは、また違った景色が楽しめます。



さてさて、やってきました!
下りバージョンリフト!!!


最高に景色が良くて、風が気持ちいい

7分弱かけて、リフトで賤ヶ岳を下ります。


(※注※リフトであり、ブランコではありませんので、揺らさない様にお願いします。)
景色とリフトを満喫した後は、
リフト乗り場のお土産屋さんでお買い物♪


【湯のみは各、500円】
合戦の舞台となった賤ヶ岳と、楽しかったリフトを後に、
駐車場へと足を進めます。

リフト乗り場の駐車場では、自動販売機、綺麗なトイレが完備。
車は、約30台程とめることができます。
今回は、これだけではありません!
賤ヶ岳はリフト乗り場以外にも登山口があり、
余呉湖沿いには、合戦の案内看板が存在するとのこと。
早速余呉湖へ。


こちらが、別ルートの登山口。


そこで見つけました!
さらに足を進めると、これだけの看板を見つけることができました。






今となっては、当時の武士たちが何を思ったのか。
この時代が彼らの目にはどう映るのか。
知るよしもありません。
ただ・・・、
今は、戦国時代の武士たちが眠り、
雄大な景色を楽しむ写真家や観光客が訪れる賤ヶ岳。
戦国時代に思いを馳せ、
賤ヶ岳や余呉湖を巡るのも、また、良いのではないでしょうか。
「賤ヶ岳の合戦」とは
天正11年(1583年)、近江国伊香郡(現:滋賀県伊香郡)の
賤ヶ岳付近で行われた、羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)と柴田勝家との戦い。
織田勢を二分する激しい戦いとなり、秀吉はこの戦いに勝利することによって
織田信長が作り上げた権力と体制の継承者となることを決定づけたとされています。


お話は今から、約430年前。
本能寺の変で織田信長を倒した、明智光秀。
その明智光秀を豊臣秀吉が倒します。
その後、後継者問題が持ち上がり・・・
信長の孫、秀信を後継者にしたい豊臣秀吉と、
信長の三男、信孝を後継者にしたい柴田勝家との対立が戦いに発展したのが、
この「賤ヶ岳の合戦」です。
「七本槍」とは
天下取りを決意した戦いだ、と言われる賤ヶ岳の合戦において、
秀吉軍の重臣、加藤清正ら7人が槍をとって真っ先に進み柴田軍を突き崩した
といわれることから「賤ヶ岳の七本槍」といわれています。
(情報は2009年6月現在。詳しくはお問い合わせ下さい。)
**********************************
★名 称 賤ヶ岳リフト
☆住 所 滋賀県伊香郡木之本町大音
★営業期間 4月上旬~11月下旬
☆営業時間 9:00~17:00
※11月は 9:00~16:00
★電話 0749-82-3009
☆HP http://www.ohmitetudo.co.jp/
★地元ガイドによる合戦案内もあります。
詳しくはHPにて。
☆地図はこちら
★アクセス☆
お車の場合
北陸自動車道木之本ICから1,5km(平常時約3分)
電車の場合
北陸本線木ノ本駅からバスで約4分(大音下車)
**********************************
Posted by しがまにあスタッフ at 20:00
│伊香郡
この記事へのコメント
いや~お疲れ様でした。
全部じっくり読みました。
賤ヶ岳はこんなになってるんですね。初めて見ました。
戦国の歴史は面白いですが、昔はこんな高い山に本当に
登ったのか疑問を感じます。
柴田勝家の像ですが、恐らくロープウェイが無いなら、
ア"~しんどい! どうでもいいわ! って思ったと思います。
前回の小谷城もお疲れ様でした。
次の予定はどこでしょうか?
何処がお勧めですか?
私は涼しくなったら安土にしようと思ってます。
全部じっくり読みました。
賤ヶ岳はこんなになってるんですね。初めて見ました。
戦国の歴史は面白いですが、昔はこんな高い山に本当に
登ったのか疑問を感じます。
柴田勝家の像ですが、恐らくロープウェイが無いなら、
ア"~しんどい! どうでもいいわ! って思ったと思います。
前回の小谷城もお疲れ様でした。
次の予定はどこでしょうか?
何処がお勧めですか?
私は涼しくなったら安土にしようと思ってます。
Posted by 猿(秀吉)カニ(勝家)合戦?? at 2009年06月22日 20:23
猿(秀吉)カニ(勝家)合戦?? 様
こんにちは。
コメントありがとうございます。
労いのお言葉まで・・・ありがとうございます(泣)
戦国の歴史を巡るのは楽しいですよね。
ご指摘いただいた疑問ですが、
当時は、木々も全く無く、ススキ野原だったそうで。。。
現在程の山の高さではなかったようです。
(現在の木々は明治以降に植林された木々だそうです)
戦国時は、
賤ヶ岳周辺の開拓もあまりなく、高さもそんなに感じなかったのでは。。。と推測します。(私の推測ですみません・・・)
ロープウエイは、本当にオススメです(笑)
次の予定地については、まだ未定なのですが・・・
どこかお勧めがありましたら、教えていただければ嬉しいです。
私が個人的にお勧めするとすれば、やはり賤ヶ岳でしょうか。
入山料や駐車場代もかからなかったので・・・(笑)
あとは、比叡山か、安土城でしょうか。
安土城は、
城を攻めにくいよう階段の段差が大きくされているので
お気をつけて入山されて下さい。
戦国時代の内容からすると、比叡山もお勧めです。
こんにちは。
コメントありがとうございます。
労いのお言葉まで・・・ありがとうございます(泣)
戦国の歴史を巡るのは楽しいですよね。
ご指摘いただいた疑問ですが、
当時は、木々も全く無く、ススキ野原だったそうで。。。
現在程の山の高さではなかったようです。
(現在の木々は明治以降に植林された木々だそうです)
戦国時は、
賤ヶ岳周辺の開拓もあまりなく、高さもそんなに感じなかったのでは。。。と推測します。(私の推測ですみません・・・)
ロープウエイは、本当にオススメです(笑)
次の予定地については、まだ未定なのですが・・・
どこかお勧めがありましたら、教えていただければ嬉しいです。
私が個人的にお勧めするとすれば、やはり賤ヶ岳でしょうか。
入山料や駐車場代もかからなかったので・・・(笑)
あとは、比叡山か、安土城でしょうか。
安土城は、
城を攻めにくいよう階段の段差が大きくされているので
お気をつけて入山されて下さい。
戦国時代の内容からすると、比叡山もお勧めです。
Posted by れお at 2009年06月23日 17:15