2012年06月21日
北國街道の木之本宿散策と長浜戦国大河ふるさと博・きのもと会場
しとしとと梅雨らしい雨が降りそぼります、ここ湖北。
好天に恵まれた蒼空の下の湖北もすばらしいのですが、
実は雨にけぶる湖北の宿場町の風情にも
なんともいえない歴史の余情が漂うのを、皆さんはご存知でしょうか。
今日はそんな湖北の歴史と宿場町の風情を今に伝える、
湖北地域広域歴史イベントのひとつ・きのもと会場と木之本の町並みをご紹介しますね!
< 長浜戦国大河ふるさと博・きのもと会場(きのもと交遊館) >
それが、こちら↑長浜市木之本町の
町中で開催されている、「長浜戦国大河ふるさと博・戦国大河きのもと館」。
北陸自動車道木之本インター下車すぐを東側へ折れるか、もしくは
長浜・彦根方面から国道8号線を北上し木之本でぶちあたったT字路の交差点を
「長浜戦国大河ふるさと博」の看板に沿って、東側に折れ。
木之本警察署の前を通り過ぎ、JR北陸線の踏切を越えて正面の地蔵坂を上りきった
界隈が、その木之本の町中となります。
踏切の手前に、広い大型バス用の観光駐車場や有料駐車場も、ありますが。
今回のこの戦国大河ふるさと博に車でおいでの方におススメなのは、
踏切を越えてすぐを北に曲がった先にあるJR木ノ本駅東口前のバス・ローターリー北側に
用意された、無料の駐車場です。
こちらJR木ノ本駅の構内には
木之本の観光案内所もありますので、
乗用車で来られた方にも、
先ずは訪れてみるのをおススメします。
やっぱり、地元の情報は地元から♪
現地での
こまめな情報収集は地方観光の基本
ですね!
こちら↓が、その観光案内所と職員さん。
詳細な地元マップやイベントチラシなどと共に、木之本の見所を丁寧に教えて下さいます。
特におススメなのは、↓この2つの無料マップ!
木之本の町中の見所やショップ、木之本から黒田・大音~賤ヶ岳界隈まで、
非常に丁寧に細かく分かりやすく描かれていて、木之本観光をされる方には必携です。
同じ木之本駅の構内には、地元産の新鮮なお野菜やお土産品等を販売している
「ふれあいステーションおかん」もあって、木之本観光には欠かせないスポットのひとつ。
賤ヶ岳を目指される方は、そのまま駅前から七本槍バスに乗るのもいいと思いますが。
もしお時間が許すようならそのまま徒歩で地蔵坂を上り、
木之本の町中にある長浜戦国大河ふるさと博・戦国大河きのもと館を訪れてみて下さい。
賤ヶ岳の合戦をめぐる歴史について、
より深い予備知識と共に賤ヶ岳を楽しめるようになること、請け合いです。
ほら、七本槍のゆるキャラたちも、あなたをいざなってくれますでしょ?(笑)
戦国大河きのもと館までの途上には、
サラダパンで有名な「つるや」さんや、北国街道ラーメンの「ごっとん」さん。
和菓子の「菓匠 禄兵衛」さんに地酒日本酒の「冨田酒造」さんと、
様々な名店が軒を並べていますから、それらのお店さんをそぞろ歩いては
お土産を探してみるのも、また楽しいですよね♪
それらの誘惑によろめきつつ、やっとたどり着きました、戦国大河きのもと館。
博覧会公式キャラクター「佐助くん(=石田三成の幼名)」のかわいいの顔出し看板と
白地に家紋と武将名がひるがえる幟旗(のぼりばた)がお出迎えしてくれています♪
こちらの会場の建物、なんと
昭和初期に建設された洋風建築の銀行跡を改築して、利用されているのだそうですよ。
なんだかこの建物自体が、歴史の香り?!
ではでは、いざ…賤ヶ岳古戦場への誘いに、身をゆだねてみましょう♪
因みに館内の無料ガイドさんも、この受付↑でお願いすることができるそうです。
そして土日祝を中心に長浜市内の可愛いゆるキャラたちも、入れ替わりで
観光客の皆さんをお出迎え。
今日は、浅井三姉妹の次女・初姫ちゃん↑が入口からお出迎えしてくれましたー♪
賤ヶ岳の合戦前夜の羽柴(豊臣)秀吉と柴田勝家、それぞれの陣の様子や
当時の人間関係についてが、詳しく解説されています。
んん?↑この手と棒の先っぽは何かって?(笑)
実は、今日お世話になった無料ガイドさんでしたー♪
細かに難しそうな相関図も年表も地図も、ガイドさんの熱い解説を通して聞いていると
なんだか当時の複雑な人間関係やドラマが、まるで大河ドラマのように
脳内に再現されてきて…
なんて思ってしまったアナタは、もう歴女に歴士?(笑)
モニターパネルでの解説も充実。
戦術史的な視点からみた詳細な各砦の解説もあったりするので、歴史ファンには
たまらないかもしれません♪
あれ? 初姫ちゃんも、解説してくれるの?
ふんふん、なるほど~
って、
後ろからガイドさんが
アテレコで
解説フォローしてくれてるし!(笑)
でも、かわいー
うれしー
こちら↓は、賤ヶ岳の合戦に臨むそれぞれの大将本陣からの景色を、まるで眼前ので
手中に収めたような気分なれる?特設ブースです。
あなたは柴田勝家と羽柴秀吉、どちらの大将気分に浸ってみますか?
当時の武将たちも、分かりやすいパネルで解説してくれています。
この↓家紋、どちらが秀吉でどちらが勝家かあなたはご存知でしょうか。
↑当時の遺物も展示されていました。
そして賤ヶ岳にのぼる方必見な、この↑ジオラマ!
なんと賤ヶ岳の合戦時の両軍の動きを、順を追って見ることが出来ます。
すごい!分かりやすーいっ!
更にはこちら↓の、大人の身長も軽く越えるような、長い長い大槍!
この槍、長柄槍に大身槍といって
当時足軽や武士たちによって実際に使用された槍の、復元らしいのですが。
なんと実際に手に持って、重さを体験出来るんです。
こんな長い槍で、
一体どうやって戦ったっていうんでしょう?
ていうかこれ、皆さん、持てますか?(笑)
かなり重いですよ!
どうぞ、試してみて下さい。
(でも、付近の他の観光客の方々に当たらないようお気をつけ下さいね。)
もちろん映像シアターの美しい映像での歴史体験も、忘れてはいけません。
はい、ぽーず♪ と初姫ちゃんも、なんだかご機嫌ー♪
運が良ければ、
あなたもこんなゆるキャラに歴史案内してもらえるかもしれませんね♪
木之本ならではのお土産物やグッズも、充実の品揃えです。
浅井三姉妹クッキーに木之本地蔵せんべい、地元産醤油のラスクに七本槍の酒粕飴、
桑酒マドレーヌにパウンドケーキ、三成バアム…
特にきのもと会場限定のおススメ品なのが、この↓木之本のゆるキャラ「七本槍」グッズ!
トートバックにクッション、キーホルダーにひのきのストラップ、
シールに文具、巾着、スマートフォン・カバーにひのきの名刺入れまで…!
ひのきの名刺入れ、可愛いカッコイイなあ…!(←実は好み)
さて、戦国大河きのもと館で戦国ロマンを満喫した後は、
江戸時代から明治大正昭和初期にかけて栄えた北国街道の宿場町の風情を今に伝える
木之本の町並みを散策してみるのはいかがでしょうか。
なんとこの木之本の街並みガイドも、
無料ガイドさんにお願いすることが出来るんだそうですよ!
団体でご希望の方は
事前に予約される方が好ましいとのことですが、
個人のお客様でも、ガイドさんの身が空いているかぎり、
当日、戦国大河きのもと館入口の受付でお申し込みされれば
受け付けてもらえるそうです。
頼もしいですね!
ガイドさんに、隠れた町の歴史のアレコレ聞いて、
ステキな会話を楽しみながらの、木之本宿散策。
北国街道に脇往還、日本海側と京の都や江戸とをつなぐ、分岐点。
右はお伊勢か左は江戸か。
うだつの上った町並みの隣には、なぜか昭和モダンな洋風建築があったり。
室町から戦国、江戸時代を経て。
明治から昭和初期にまで存続したという馬宿や、牛馬市跡。
戦国から続く、明治の世に日本薬剤師第一号取得者を排出した老舗の薬局は、
隣に現代的なビルと看板となって今にも続く、漢方薬専門相談薬局で。
桑酒にお醤油と、共に創業を江戸へと遡る老舗のお店があるかと思えば、
町屋を活用した民芸雑貨屋さんに、レトロな本屋さん。
どことなく昭和レトロな小物や雰囲気をかもし出す風景も、混ざり込んで。
ガイドさんと「地蔵坂」というメインストリートを歩いて居ても、
気がつけばそこここに、迷路みたいな細路地が。
なんだかちょっとした、幼い頃の冒険散歩気分…♪
↑ここ、木之本のどこだか、あなたには分かりますか…?
なんて(笑)
そんな地蔵坂にあるいくつもの細い路地のうちのひとつに、
羽柴秀吉にちなんだ伝説が残ったイヌイザクラの大木が繁る一角へと続く
小道があります。
ここが「轡(くつわ)の森」と呼ばれる、今は小さな公園となっている
その一角。
その他にもよく見ると、
そこここにそっとひそむようにたたずんだ、なんとなくこの町に刻まれた歴史を物語る、
町の小物たち。
平成の世に引退した旧JR木ノ本駅舎が、明治の世の鉄道文化さきがけの駅なら。
駅前にたたずむ江北(こほく)図書館は、同じく明治に端を発する滋賀県内最古の図書館で。
昔は道路の中央に柳並木と小川が通っていたという街道には、
今はその真ん中へと
一筋の融雪設備が埋め込まれ、馬車ではなくガソリン自動車が行きかっている…。
そんな、時代の流れと名残と、記憶たち。
にゃあん、と雨上がりやっと乾いた道路の真ん中で、猫ものんびり日向ぼっこお昼寝中な、
そんな町。
…
さあ。
あなたもちょっとのんびり、
こんなステキに奥深い歴史の宝庫・木之本宿の町並みを、そぞろ歩いてみませんか…?
※このページ掲載の戦国大河きのもと館内の各写真は、承諾を得て撮影しています。
(情報は2012年6月現在。詳しくはお問い合わせ下さい。)
**********************************
★長浜・戦国大河ふるさと博
戦国大河きのもと館(きのもと交遊館)
■所在地 〒529-0492 長浜市木之本町木之本1118
□TEL 0749-82-6311
■開館時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
□アクセス
<電車で>
・JR北陸線「木ノ本駅」下車、徒歩7分。
<車で>
・北陸自動車道・木之本インターより約1分。
■駐車場 あり(大型バス駐車可)
□HP http://www.azai-go.jp/furusato/
■地 図 地図はこちら
★奥びわ湖観光協会
■所在地 〒529-0492 滋賀県長浜市木之本町木之本1757-2
(長浜市役所北部振興局内)
□TEL 0749-82-5909
■FAX 0749-82-3956
□HP http://www.okubiwako.jp/index.htm
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好天に恵まれた蒼空の下の湖北もすばらしいのですが、
実は雨にけぶる湖北の宿場町の風情にも
なんともいえない歴史の余情が漂うのを、皆さんはご存知でしょうか。
今日はそんな湖北の歴史と宿場町の風情を今に伝える、
湖北地域広域歴史イベントのひとつ・きのもと会場と木之本の町並みをご紹介しますね!
< 長浜戦国大河ふるさと博・きのもと会場(きのもと交遊館) >
それが、こちら↑長浜市木之本町の
町中で開催されている、「長浜戦国大河ふるさと博・戦国大河きのもと館」。
北陸自動車道木之本インター下車すぐを東側へ折れるか、もしくは
長浜・彦根方面から国道8号線を北上し木之本でぶちあたったT字路の交差点を
「長浜戦国大河ふるさと博」の看板に沿って、東側に折れ。
木之本警察署の前を通り過ぎ、JR北陸線の踏切を越えて正面の地蔵坂を上りきった
界隈が、その木之本の町中となります。
踏切の手前に、広い大型バス用の観光駐車場や有料駐車場も、ありますが。
今回のこの戦国大河ふるさと博に車でおいでの方におススメなのは、
踏切を越えてすぐを北に曲がった先にあるJR木ノ本駅東口前のバス・ローターリー北側に
用意された、無料の駐車場です。
こちらJR木ノ本駅の構内には
木之本の観光案内所もありますので、
乗用車で来られた方にも、
先ずは訪れてみるのをおススメします。
やっぱり、地元の情報は地元から♪
現地での
こまめな情報収集は地方観光の基本
ですね!
こちら↓が、その観光案内所と職員さん。
詳細な地元マップやイベントチラシなどと共に、木之本の見所を丁寧に教えて下さいます。
特におススメなのは、↓この2つの無料マップ!
木之本の町中の見所やショップ、木之本から黒田・大音~賤ヶ岳界隈まで、
非常に丁寧に細かく分かりやすく描かれていて、木之本観光をされる方には必携です。
同じ木之本駅の構内には、地元産の新鮮なお野菜やお土産品等を販売している
「ふれあいステーションおかん」もあって、木之本観光には欠かせないスポットのひとつ。
賤ヶ岳を目指される方は、そのまま駅前から七本槍バスに乗るのもいいと思いますが。
もしお時間が許すようならそのまま徒歩で地蔵坂を上り、
木之本の町中にある長浜戦国大河ふるさと博・戦国大河きのもと館を訪れてみて下さい。
賤ヶ岳の合戦をめぐる歴史について、
より深い予備知識と共に賤ヶ岳を楽しめるようになること、請け合いです。
ほら、七本槍のゆるキャラたちも、あなたをいざなってくれますでしょ?(笑)
戦国大河きのもと館までの途上には、
サラダパンで有名な「つるや」さんや、北国街道ラーメンの「ごっとん」さん。
和菓子の「菓匠 禄兵衛」さんに地酒日本酒の「冨田酒造」さんと、
様々な名店が軒を並べていますから、それらのお店さんをそぞろ歩いては
お土産を探してみるのも、また楽しいですよね♪
それらの誘惑によろめきつつ、やっとたどり着きました、戦国大河きのもと館。
博覧会公式キャラクター「佐助くん(=石田三成の幼名)」のかわいいの顔出し看板と
白地に家紋と武将名がひるがえる幟旗(のぼりばた)がお出迎えしてくれています♪
こちらの会場の建物、なんと
昭和初期に建設された洋風建築の銀行跡を改築して、利用されているのだそうですよ。
なんだかこの建物自体が、歴史の香り?!
ではでは、いざ…賤ヶ岳古戦場への誘いに、身をゆだねてみましょう♪
因みに館内の無料ガイドさんも、この受付↑でお願いすることができるそうです。
そして土日祝を中心に長浜市内の可愛いゆるキャラたちも、入れ替わりで
観光客の皆さんをお出迎え。
今日は、浅井三姉妹の次女・初姫ちゃん↑が入口からお出迎えしてくれましたー♪
賤ヶ岳の合戦前夜の羽柴(豊臣)秀吉と柴田勝家、それぞれの陣の様子や
当時の人間関係についてが、詳しく解説されています。
んん?↑この手と棒の先っぽは何かって?(笑)
実は、今日お世話になった無料ガイドさんでしたー♪
細かに難しそうな相関図も年表も地図も、ガイドさんの熱い解説を通して聞いていると
なんだか当時の複雑な人間関係やドラマが、まるで大河ドラマのように
脳内に再現されてきて…
なんて思ってしまったアナタは、もう歴女に歴士?(笑)
モニターパネルでの解説も充実。
戦術史的な視点からみた詳細な各砦の解説もあったりするので、歴史ファンには
たまらないかもしれません♪
あれ? 初姫ちゃんも、解説してくれるの?
ふんふん、なるほど~
って、
後ろからガイドさんが
アテレコで
解説フォローしてくれてるし!(笑)
でも、かわいー
うれしー
こちら↓は、賤ヶ岳の合戦に臨むそれぞれの大将本陣からの景色を、まるで眼前ので
手中に収めたような気分なれる?特設ブースです。
あなたは柴田勝家と羽柴秀吉、どちらの大将気分に浸ってみますか?
当時の武将たちも、分かりやすいパネルで解説してくれています。
この↓家紋、どちらが秀吉でどちらが勝家かあなたはご存知でしょうか。
↑当時の遺物も展示されていました。
そして賤ヶ岳にのぼる方必見な、この↑ジオラマ!
なんと賤ヶ岳の合戦時の両軍の動きを、順を追って見ることが出来ます。
すごい!分かりやすーいっ!
更にはこちら↓の、大人の身長も軽く越えるような、長い長い大槍!
この槍、長柄槍に大身槍といって
当時足軽や武士たちによって実際に使用された槍の、復元らしいのですが。
なんと実際に手に持って、重さを体験出来るんです。
こんな長い槍で、
一体どうやって戦ったっていうんでしょう?
ていうかこれ、皆さん、持てますか?(笑)
かなり重いですよ!
どうぞ、試してみて下さい。
(でも、付近の他の観光客の方々に当たらないようお気をつけ下さいね。)
もちろん映像シアターの美しい映像での歴史体験も、忘れてはいけません。
はい、ぽーず♪ と初姫ちゃんも、なんだかご機嫌ー♪
運が良ければ、
あなたもこんなゆるキャラに歴史案内してもらえるかもしれませんね♪
木之本ならではのお土産物やグッズも、充実の品揃えです。
浅井三姉妹クッキーに木之本地蔵せんべい、地元産醤油のラスクに七本槍の酒粕飴、
桑酒マドレーヌにパウンドケーキ、三成バアム…
特にきのもと会場限定のおススメ品なのが、この↓木之本のゆるキャラ「七本槍」グッズ!
トートバックにクッション、キーホルダーにひのきのストラップ、
シールに文具、巾着、スマートフォン・カバーにひのきの名刺入れまで…!
ひのきの名刺入れ、可愛いカッコイイなあ…!(←実は好み)
さて、戦国大河きのもと館で戦国ロマンを満喫した後は、
江戸時代から明治大正昭和初期にかけて栄えた北国街道の宿場町の風情を今に伝える
木之本の町並みを散策してみるのはいかがでしょうか。
なんとこの木之本の街並みガイドも、
無料ガイドさんにお願いすることが出来るんだそうですよ!
団体でご希望の方は
事前に予約される方が好ましいとのことですが、
個人のお客様でも、ガイドさんの身が空いているかぎり、
当日、戦国大河きのもと館入口の受付でお申し込みされれば
受け付けてもらえるそうです。
頼もしいですね!
ガイドさんに、隠れた町の歴史のアレコレ聞いて、
ステキな会話を楽しみながらの、木之本宿散策。
北国街道に脇往還、日本海側と京の都や江戸とをつなぐ、分岐点。
右はお伊勢か左は江戸か。
うだつの上った町並みの隣には、なぜか昭和モダンな洋風建築があったり。
室町から戦国、江戸時代を経て。
明治から昭和初期にまで存続したという馬宿や、牛馬市跡。
戦国から続く、明治の世に日本薬剤師第一号取得者を排出した老舗の薬局は、
隣に現代的なビルと看板となって今にも続く、漢方薬専門相談薬局で。
桑酒にお醤油と、共に創業を江戸へと遡る老舗のお店があるかと思えば、
町屋を活用した民芸雑貨屋さんに、レトロな本屋さん。
どことなく昭和レトロな小物や雰囲気をかもし出す風景も、混ざり込んで。
ガイドさんと「地蔵坂」というメインストリートを歩いて居ても、
気がつけばそこここに、迷路みたいな細路地が。
なんだかちょっとした、幼い頃の冒険散歩気分…♪
↑ここ、木之本のどこだか、あなたには分かりますか…?
なんて(笑)
そんな地蔵坂にあるいくつもの細い路地のうちのひとつに、
羽柴秀吉にちなんだ伝説が残ったイヌイザクラの大木が繁る一角へと続く
小道があります。
ここが「轡(くつわ)の森」と呼ばれる、今は小さな公園となっている
その一角。
その他にもよく見ると、
そこここにそっとひそむようにたたずんだ、なんとなくこの町に刻まれた歴史を物語る、
町の小物たち。
平成の世に引退した旧JR木ノ本駅舎が、明治の世の鉄道文化さきがけの駅なら。
駅前にたたずむ江北(こほく)図書館は、同じく明治に端を発する滋賀県内最古の図書館で。
昔は道路の中央に柳並木と小川が通っていたという街道には、
今はその真ん中へと
一筋の融雪設備が埋め込まれ、馬車ではなくガソリン自動車が行きかっている…。
そんな、時代の流れと名残と、記憶たち。
にゃあん、と雨上がりやっと乾いた道路の真ん中で、猫ものんびり日向ぼっこお昼寝中な、
そんな町。
…
さあ。
あなたもちょっとのんびり、
こんなステキに奥深い歴史の宝庫・木之本宿の町並みを、そぞろ歩いてみませんか…?
※このページ掲載の戦国大河きのもと館内の各写真は、承諾を得て撮影しています。
(情報は2012年6月現在。詳しくはお問い合わせ下さい。)
**********************************
★長浜・戦国大河ふるさと博
戦国大河きのもと館(きのもと交遊館)
■所在地 〒529-0492 長浜市木之本町木之本1118
□TEL 0749-82-6311
■開館時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
□アクセス
<電車で>
・JR北陸線「木ノ本駅」下車、徒歩7分。
<車で>
・北陸自動車道・木之本インターより約1分。
■駐車場 あり(大型バス駐車可)
□HP http://www.azai-go.jp/furusato/
■地 図 地図はこちら
★奥びわ湖観光協会
■所在地 〒529-0492 滋賀県長浜市木之本町木之本1757-2
(長浜市役所北部振興局内)
□TEL 0749-82-5909
■FAX 0749-82-3956
□HP http://www.okubiwako.jp/index.htm
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Posted by しがまにあスタッフ at 20:00
│伊香郡