2013年08月15日
ガリ版文化を滋賀から発信!ガリ版伝承館

残暑お見舞い申し上げます。お盆休みいかがお過ごしですか?
今回ご紹介するのは、東近江市蒲生岡本町にありますガリ版伝承館です。
ガリ版(謄写版)とは、コピー機が登場するまでは盛んに使われていた印刷方式のひとつ。
懐かしいわぁ~って思った方も多いはず!学級新聞とか作りましたよね?(歳がバレるわ

そう言えば、宮崎アニメの「コクリコ坂から」で、ガリ版が何度も出て来ましたね!
この洋館も、主人公の住む家に似ていますし、あの時代にタイムスリップした感じですね~!
では、ガリ版について簡単に説明しましょう・・・

細かな凹凸のあるヤスリ版に、特殊な紙(ロウ原紙)を置きます。
尖った鉄のペンで文字や絵を書きますと書いた部分は小さな穴があき、コレが原稿となります。
細かな網に原稿をはさみローラーでインクを塗ると下の紙に文字が刷られる・・・という仕組み。
原稿を書くときにガリガリというのでガリ版って名前がついたそうです。
そのガリ版を明治27年に発明したのが、蒲生出身の堀井新治郎父子なのです。
ええぇ~!初めて知りました!滋賀県が発祥の地ってスゴイですやん~!!
毛筆が主流だった時代に同じ文章を大量に印刷出来る様になって、まさに夢の道具ですよね!
ガリ版は、日本の文化の発展に大きく貢献したと言っても過言ではないと思います。

2人の偉大な発明を後世に伝えると共に、温かみのあるガリ版文化に触れてもらおうと
平成10年4月に、堀井氏の本家であるこの洋館を改修してガリ版伝承館を開館しました。
土、日曜日のみの開館(入場無料)で、ガリ版印刷の体験も出来ます。(1回100円)
先ずは、洋館の隣にある日本家屋に入ってみましょう。こちらの建物も素敵です!


昔の建物の中は、ひんやり心地良いですね。開館日は、地元の方が交代で管理されてます。
親切にいろいろと教えて貰えますし、とってもアットホームな雰囲気です。

こちらではガリ版の歴史を学んだり、製版・印刷を体験するコーナーがあります。
ここで体験された方の作品が沢山展示されています!力作が沢山ありました~!


日本家屋の廊下から、そのまま洋館へ・・・。古い建物ですがとても管理が行き届いています。


レトロな雰囲気が何とも素敵な洋館。2階の窓から見える、のどかな田園風景がイイですね。

2階には、堀井謄写版一号機と初めて特許を受けた謄写版原紙を中央に展示しています。
当時、堀井氏が多くの費用と時間をかけ印刷機の開発に全てをささげた様子伝わって来ます。




1階には、こんな素晴らしいガリ版印刷の作品が展示してあります!コレ凄いですわ!!
版画の多色刷りの様に、ガリ版の印刷原稿を複数用意して刷られた作品だそうです。


子供の頃に学級新聞で使っていたガリ版のイメージとはかなり違いますね・・・(笑)
最近では、ガリ版世代でない若い人達が興味をもってさまざまな活動をしています。
この日も、東京から美大生が訪れてました。ガリ版のシンプルさが若者に人気みたいです。
ガリガリと版を切る緊張感と、やり直しの効かない面倒さが逆に新鮮なのかもしれません。


<孔版画家、板 祐生氏の絵はがきはこちらで販売しています。>
そんな、ガリ版文化の灯を絶やさぬよう様々な活動をしているのが新ガリ版ネットワーク。
館内を案内して貰った岡田文伸さんは、現在副会長として活躍しています。


全国から使われなくなったガリ版の引き取りや修理・保存そして欲しい方には販売もします!
興味のある方はコチラから購入出来ますよ!


広い敷地内にある古い蔵に、ガリ版が保管されていると聞き、蔵の中を見せて貰いました。

全国から集まった古いガリ版(謄写版)。他に、ロウ原紙や道具なども保管されていました。


今はもう使われなくなったガリ版を、新しい表現の道具として甦らせる・・・。
続けていく事は大変ですが、この素晴らしいガリ版文化をこれからも伝えて欲しいですね。
せっかくなので私も記念にガリ版を体験させて貰いました!久々に鉄筆持ちました~!

ロウ原紙をガリガリする感覚が懐かしい。木造校舎の匂いとか、あの頃の記憶が甦りました。
わぁー!めっちゃ楽しい。夢中になりますわ!ちゃんと原稿を考えて来れば良かった~!


ワクワクしながら・・・あはは~!こんなん出来ました~~♪ (笑)
いやぁ・・・もっと時間をかけてガリガリしたいです。 本気で、ガリ版が欲しくなりました~~(笑)

もう、記憶から消えかけていたガリ版。ココで再会?して、とても不思議な感覚でした。
滋賀県からこんなスゴイ発明があった事を、もっと沢山の方に知って貰いたいと思いました。

夏休みの自由研究にピッタリかも!まだ間に合いますよ~!(笑)
親子でガリガリ・・・。 夏の素敵な思い出になると思います!
※情報は、2013年8月現在、詳しくは直接お問い合わせ下さい。
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ガリ版伝承館
★住所 〒529-1521 滋賀県東近江市蒲生岡本町663番地
★電話 近江商人博物館 0748-48-7101 0505-802-3134
ガリ版伝承館 0505-802-2530 (土・日のみ)
★開館日 土、日曜日 (ガリ版体験希望の方は要予約)
★開館時間 10:00~16:00
★入館料 無料 (ガリ版体験は1回 100円)
★交通アクセス <電車をご利用の場合>
JR琵琶湖線「近江八幡駅」下車、
南口から近江鉄道バス日八線「ガリ版伝承館」バス停下車、徒歩1分
<車でお越しの場合>
名神 竜王I.C.から国道477号線を約20分
国道8号線 六枚橋交差点より約20分
Posted by しがまにあスタッフ at 20:00
│蒲生郡