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しがまにあ

2007年03月15日

大通寺・馬酔木(あせび)展

長浜盆梅展も終わり、にはまだ早いこの時期。


大通寺、通称長浜御坊では、馬酔木(あせび)の花が見ごろを迎えています。


大通寺・馬酔木(あせび)展

全国でも珍しいとされる馬酔木展

始まりは25年ほど前に遡ります。かつては、長浜銀座と呼ばれるほどに人々の往来が
絶えなかった大通寺表参道商店街

当時は、郊外に商業施設が建ち始め、すっかり寂れていました。
町を活性化するため、商店街を覆っていたアーケードを取り払い、地面を石畳にしました。


大通寺・馬酔木(あせび)展大通寺・馬酔木(あせび)展


そして花のあるところには、必ず人が集まるということで、勧められたのが馬酔木の花。


大通寺・馬酔木(あせび)展
                 こちらがその馬酔木です。

大通寺・馬酔木(あせび)展大通寺・馬酔木(あせび)展
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大通寺・馬酔木(あせび)展





浅井町寺師(現、長浜市寺師町)で
育てられていた馬酔木を実際に見て、
表参道商店街の有志4人と市の職員で山に分け入り、
自生しているのを取ってこられたそうです。

大きな幹のものは8人がかりiconN04
枝がついていると、上手く育たないそうで、枝をすべて取り払って運んだそうです。


そうやって運ばれた馬酔木は大切に育てられ、平成元年よりパンフレットを作成しアピールしていきました。
今は、遠くは栃木、東京からも馬酔木を見にこられます。


大通寺・馬酔木(あせび)展大通寺・馬酔木(あせび)展


大通寺・馬酔木(あせび)展

見に来られていた
ハイキングによく行かれるという女性は、

「私は、馬酔木が一番好き」

といわれ、楽しまれていましたface02







馬酔木は、ツツジ科の常緑木です。東北より南の山中に自生しているのですが、
よく肥えた土でないと、花は咲かないのだそうです。
なのに人の手を加えると、こんなに可憐な、すずらんに似た小さな花を咲かせます。
年の暮れから、4月まで長い期間花を楽しむことができます。

白い花を付けるものは、本州でよく見られるものだそうです。
ピンクの花は、沖縄産のものが多いそうです。


大通寺・馬酔木(あせび)展


名前の由来は、馬酔木の茎や葉には毒があり、これを食べた馬が酔うから。
また、毒により動物が足をしびれさせた→「足しびれ」→「あせび」となったという説もあります。

今年は初めて、一般から公募された馬酔木の盆栽も展示されています。見学者からの人気投票も行われました。色んな賞を受賞した盆栽が外の廊下に並んでいます。


大通寺・馬酔木(あせび)展大通寺・馬酔木(あせび)展


大通寺・馬酔木(あせび)展大通寺・馬酔木(あせび)展


馬酔木の販売もされています。
表参道商店街や長浜駅前の平和堂内の花屋さんでも、長浜名物として馬酔木が売られています。


大通寺・馬酔木(あせび)展


育てるには、夏の水遣りが難しいのだとか。水の量が少ないと枯れてしまうのだそうです。


大通寺・馬酔木(あせび)展


ここ大通寺は浄土真宗のお寺です。その元となったものは戦国時代よりあり、
江戸時代初期に建立されました。
昨年は、一豊・千代博覧会の会場のひとつとして賑わいました。
伏見桃山城の遺構と伝えられる本堂や広間があり、数々の重要文化財が保存されています。


大通寺・馬酔木(あせび)展大通寺・馬酔木(あせび)展

夏(7月2日から10日)には、夏中法要が営まれ、表参道商店街、大手門商店街に
多くの出店が並び、楽しげです。

また本年より、老朽化が進んでいた寺院内建造物の修復作業が、開始されることになっています。


大通寺・馬酔木(あせび)展大通寺・馬酔木(あせび)展


馬酔木

名前は地味なのですが、小さな花をいっぱいにつけ、長い期間人々を楽しませてくれます。
眺めていたら、自分でも育ててみたくなりましたface02







■大通寺・馬酔木(あせび)展
 期間:2007年2月10日~4月18日
 会場:大通寺
 入場料:大通寺拝観料
  







※情報は2007年3月現在。詳しくは直接お問い合わせください。






*************************************
真宗大谷派長浜別院・大通寺
★住所    長浜市元浜町32-9
★電話    0749-62-0054
★料金    大人 500円、小・中学生 100円 
★時間    9:00~16:30
★HP    http://www.daitsuji.or.jp/
★地図   地図はこちら


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Posted by しがまにあスタッフ at 20:00 │長浜

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