2007年10月18日
元三大師とその文化(虎姫時遊館)
元三大師(がんさんたいし)。
皆さんご存知でしょうか
神社仏閣には必ずと言っていいほどあるおみくじ。
お正月になると何となく引いてみたくなりますよね
このおみくじの元祖として知られるのが元三大師。
比叡山延暦寺の伽藍の復興をはじめ様々な功績を残され、比叡山中興の祖として知られています。
比叡山の中腹におみくじ発祥の地の碑が建てられています。
この元三大師の生まれが、虎姫だそうです。
今回はこの元三大師ゆかりの虎姫で、元三大師とその文化と題して企画展を開催中の
虎姫時遊館を初雫が訪れてきました。
虎姫時遊館は後方に虎御前山、横に丸山古墳という歴史の宝庫に囲まれた、のどかな田園風景の中にあります。
こちらの施設は、およそ10年くらい前に出来た施設。
町内の検診なども行われ、町民の集まりの場、憩いの場として愛されているようです。
伊吹山(虎姫から見えるこの山は姫伊吹と呼ばれます) 左手の山が、虎御前山
丸山古墳 時遊館の庭園
その施設内で、開催されているのが、元三大師とその文化という名の企画展。
元三大師は、平安時代中期の僧侶。
西暦912虎姫町三川に生まれ、985年1月3日に没しています。
その亡くなられた日にち、1月3日に由来し、後に元三大師と言われ、
親しまれるようになったとか。(元旦から3日までの日を元三というのだそうです)
元三大師の母月子は、子供に恵まれず、近くの寺院におまいりし、観音さまに祈願して授かったのが、元三大師とか。
大吉寺という名のその寺院(長浜市、旧浅井町)には元三大師の像が安置されています。
そんな元三大師の歴史が、現代に残る建造物、像など、写真つきで展示。
虎姫の寺院に古くから伝わる仏様も展示され、訪れる人を優しく見守っています。
こちらには年代別におみくじを展示。
おみくじの入れ物といえば、六角形を思い浮かべますが、最初は四角形だったとか。
この展示を見ると、途中から六角形に変わっているのが分かります。
現在、引くことの出来るおみくじの種類は多種多様にわたっていますが、おみくじのルーツといわれるものは、元三大師みくじと呼ばれるもの。
五言四句の漢詩で吉凶を占う1番から100番までのおみくじだそうです。
会場内には、現代の様々なおみくじが展示。
実際に寺院で引くことのできるおみくじも集められています。
こうしてみると、神社仏閣により様々。ちょっと変わったおみくじなんかを見るとついひいてみたくなるような
会場内には、実際にひくことの出来る元三みくじも置いてあります。
この企画展にあわせ、過去の資料と照らして、忠実に再現されたものなのだそうです。
おみくじを引くには、まず身を清める所から始まるようです。
観音様の真言を心の中で唱えます。
そして、容器を縦に持つのではなくこのように横に持ち、前後に振るのだそうです。
私が引いたのは20番
吉だそうです。
引いた番号の用紙が事務所で頂けます。
おみくじのルーツなんて今まで何も考えたこともなく、ただ何となく引いていましたが。。。
引き方のお手本があって、無心になって引くもの。
神聖なものなんだと改めて思いました。
中には僅かですが、虎姫八景など常設展示も。
近くにある元三大師ゆかりの場所も訪ねてみました。
時遊館から徒歩7分。
元三大師生誕の地とかかれた石碑が立つ玉泉寺。近くには、大師が使われたという産湯の井戸が残されています。
玉泉寺は天台宗のお寺。境内はひっそりとしています。
こちらの住職さんは以前、観光の方の心無い行為で、大変悲しまれるということがあったとのこと。
元三大師に思いを馳せ、静かにお参りされるのがよいようです。
いとまごいの橋。
比叡山へ帰られる大師を、母月子と村人が見送った橋だそうです。
時遊館は小さな施設で、今後の企画展なども具体的に日時が決まっているものはないのだそうです。
今年は虎御前焼という地元の方が焼かれた陶器の展示がある予定。
毎年行われているものとしては、
3月 雪割り草展
5月 エビネ、春の山野草展
富貴蘭(風蘭)展
があるそうです。
興味を持たれた方は、今回企画展終了後も是非問い合わせて見てください。
■平成19年度企画展 元三大師とその文化
期間:10月3日(水)~10月24日(水)会期中無休
会場:虎姫時遊館
料金:無料
※情報は2007年10月現在。詳しくは直接お問い合わせください。
*************************************
虎姫時遊館
★住所 東浅井郡虎姫町三川
★電話 0749-73-5030
★時間 9:00~17:00
★休館日 土・日・祝日(企画展開催中は無休)
★入場料 無料
★地図 地図はこちら
皆さんご存知でしょうか
神社仏閣には必ずと言っていいほどあるおみくじ。
お正月になると何となく引いてみたくなりますよね
このおみくじの元祖として知られるのが元三大師。
比叡山延暦寺の伽藍の復興をはじめ様々な功績を残され、比叡山中興の祖として知られています。
比叡山の中腹におみくじ発祥の地の碑が建てられています。
この元三大師の生まれが、虎姫だそうです。
今回はこの元三大師ゆかりの虎姫で、元三大師とその文化と題して企画展を開催中の
虎姫時遊館を初雫が訪れてきました。
虎姫時遊館は後方に虎御前山、横に丸山古墳という歴史の宝庫に囲まれた、のどかな田園風景の中にあります。
こちらの施設は、およそ10年くらい前に出来た施設。
町内の検診なども行われ、町民の集まりの場、憩いの場として愛されているようです。
伊吹山(虎姫から見えるこの山は姫伊吹と呼ばれます) 左手の山が、虎御前山
丸山古墳 時遊館の庭園
その施設内で、開催されているのが、元三大師とその文化という名の企画展。
元三大師は、平安時代中期の僧侶。
西暦912虎姫町三川に生まれ、985年1月3日に没しています。
その亡くなられた日にち、1月3日に由来し、後に元三大師と言われ、
親しまれるようになったとか。(元旦から3日までの日を元三というのだそうです)
元三大師の母月子は、子供に恵まれず、近くの寺院におまいりし、観音さまに祈願して授かったのが、元三大師とか。
大吉寺という名のその寺院(長浜市、旧浅井町)には元三大師の像が安置されています。
そんな元三大師の歴史が、現代に残る建造物、像など、写真つきで展示。
虎姫の寺院に古くから伝わる仏様も展示され、訪れる人を優しく見守っています。
こちらには年代別におみくじを展示。
おみくじの入れ物といえば、六角形を思い浮かべますが、最初は四角形だったとか。
この展示を見ると、途中から六角形に変わっているのが分かります。
現在、引くことの出来るおみくじの種類は多種多様にわたっていますが、おみくじのルーツといわれるものは、元三大師みくじと呼ばれるもの。
五言四句の漢詩で吉凶を占う1番から100番までのおみくじだそうです。
会場内には、現代の様々なおみくじが展示。
実際に寺院で引くことのできるおみくじも集められています。
こうしてみると、神社仏閣により様々。ちょっと変わったおみくじなんかを見るとついひいてみたくなるような
会場内には、実際にひくことの出来る元三みくじも置いてあります。
この企画展にあわせ、過去の資料と照らして、忠実に再現されたものなのだそうです。
おみくじを引くには、まず身を清める所から始まるようです。
観音様の真言を心の中で唱えます。
そして、容器を縦に持つのではなくこのように横に持ち、前後に振るのだそうです。
私が引いたのは20番
吉だそうです。
引いた番号の用紙が事務所で頂けます。
おみくじのルーツなんて今まで何も考えたこともなく、ただ何となく引いていましたが。。。
引き方のお手本があって、無心になって引くもの。
神聖なものなんだと改めて思いました。
中には僅かですが、虎姫八景など常設展示も。
近くにある元三大師ゆかりの場所も訪ねてみました。
時遊館から徒歩7分。
元三大師生誕の地とかかれた石碑が立つ玉泉寺。近くには、大師が使われたという産湯の井戸が残されています。
玉泉寺は天台宗のお寺。境内はひっそりとしています。
こちらの住職さんは以前、観光の方の心無い行為で、大変悲しまれるということがあったとのこと。
元三大師に思いを馳せ、静かにお参りされるのがよいようです。
いとまごいの橋。
比叡山へ帰られる大師を、母月子と村人が見送った橋だそうです。
時遊館は小さな施設で、今後の企画展なども具体的に日時が決まっているものはないのだそうです。
今年は虎御前焼という地元の方が焼かれた陶器の展示がある予定。
毎年行われているものとしては、
3月 雪割り草展
5月 エビネ、春の山野草展
富貴蘭(風蘭)展
があるそうです。
興味を持たれた方は、今回企画展終了後も是非問い合わせて見てください。
■平成19年度企画展 元三大師とその文化
期間:10月3日(水)~10月24日(水)会期中無休
会場:虎姫時遊館
料金:無料
※情報は2007年10月現在。詳しくは直接お問い合わせください。
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虎姫時遊館
★住所 東浅井郡虎姫町三川
★電話 0749-73-5030
★時間 9:00~17:00
★休館日 土・日・祝日(企画展開催中は無休)
★入場料 無料
★地図 地図はこちら
Posted by しがまにあスタッフ at 20:00
│東浅井郡