2009年03月26日
太郎坊宮の桜
桜の開花情報も、今年はいちだんと早いようですね。スタッフのふみさーです。
毎年、この季節はひと足早く滋賀のおすすめお花見スポットをピクアップしていますが
今回ご紹介するのは東近江の「太郎坊宮」の名で親しまれる阿賀神社の桜。
写真は例年の開花のようす。

山が霞のような薄桃色に染まる様は春の風物詩のひとつ。


(写真:びわこビジターズビューロー提供)
きょうは朝からシーズンに先駆けて山へお参りに出かけてみました。
<本日の開花状況>


参道の花はまだつぼみがほとんど。ちらほらと咲いているものもありました。
まさに見ごろはこれからです。
最寄駅は近江鉄道の「太郎坊宮前駅」。


太郎坊さんとは、この山を守ったといわれる天狗の名。
駅の出入り口にも注連縄が張られ、天狗の面が掲げられています。


駅を出ると、すぐ参道。
田園風景のなかに異彩を放つ岩峰は「赤神山」。
ピラミッドのようにも見えますよね。迫力!
標高350mの山の中腹に社殿があり、山すそまで桜の並木がずっと続いています。

伝承によると創始はいまから遡ること1400年前。
ここに祀られているのは天照大御神の第一皇子神である
正哉吾勝速日天忍穂耳尊(まさかあかつかちはやひあめのおしほみみのみこと)。
その名前から「まさに吾れは勝ち、負けることがない。勝つことの速いこと日が昇るごとし」と
勝運の神様として知られ、勝運・厄除・開運・商売繁盛にご利益があることで
古くから信仰を集めてきました。
受験生や商売人、スポーツ選手などが全国から訪れているとか。
いよいよ山が近くなってくると、「これを登るのか・・・」と、ちょっと怖気づいてしまいます。
階段は本殿までで、なんと742段!


最初の関門は成願寺へと続く石段。途中まで車で上がる道もありますが、トライしましょう!



成願寺さんに向かって左手に太郎坊さんへ続く石段があります。
「是ヨリ本社マデ二百米」。
登れども、登れども、ひたすら続く階段。



息もきれぎれでたどり着いた「参集殿」。


ここまでは車で登って来ることもできます。
なかには御札やお守り、地域の名産品が並んでいました。



お茶やお菓子も売られているので、まずはここで休憩。
本殿はここからさらに上。岩に張り付くように造られた急な階段が続きます。
御霊水をたたえる竜神舎。ここで身と心を清めて本殿へ向かいます。


竜神舎の奥に道が続いていて、ここから山をまわるハイキングに向かう人も多いそう。
登るほど、巨岩・奇岩が山肌に現れてきました。



義経の腰掛岩や火防の稲荷社をすぎると、
いよいよ見えてくるのが「夫婦岩」。


本殿手前に立ちふさがるこの岩は、高さ数十メートル。

そのあいだに幅80センチ、長さ12メートルの通路が通っているようすは
なんとも不思議な光景です。
映画インディー・ジョーンズを思い出したのは私だけでしょうか?
「悪心のある者が通ると岩に挟まる」
という言い伝えがあるそうで、まさか・・・と思いつつも通るときはドキドキ。
岩のあいだを抜けてみると、見事な絶景が待ち構えています。

やっとたどり着いた本殿。がんばったのでご利益ありますように。


それにしても、スゴイ絶壁にお祀りされているんですね。
下りは裏参道を通って下山することにしました。
途中、恋愛の神様「地主社」があるほか、
「七福神」の石造を一体ずつたどって石段を下ります。



こちらは「願かけ殿」とも呼ばれる一願成就社。お百度願かけ道があります。


山内はやはり天狗・天狗・天狗。




帰りは登りよりうんと楽ですが、それでも膝が笑ってました。
お山を振り返り、仰ぎ見ると「あそこまで登ったのか~」と達成感!


桜の季節はさらにたくさんの人でにぎわう太郎坊さん。
お参りはぜひ歩きやすい足元でどうぞ。

(写真:びわこビジターズビューロー提供)
※情報は2009年3月現在。詳しくは直接お問い合わせください。
*************************************
太郎坊宮(阿賀神社)
★住所 東近江市小脇町2247
★電話 0748-23-1341
★ご祈祷受付時間 9:00~16:00
★HP http://www.ex.biwa.ne.jp/~tarobo/
★地図 地図はこちら
毎年、この季節はひと足早く滋賀のおすすめお花見スポットをピクアップしていますが
今回ご紹介するのは東近江の「太郎坊宮」の名で親しまれる阿賀神社の桜。
写真は例年の開花のようす。

山が霞のような薄桃色に染まる様は春の風物詩のひとつ。


(写真:びわこビジターズビューロー提供)
きょうは朝からシーズンに先駆けて山へお参りに出かけてみました。
<本日の開花状況>


参道の花はまだつぼみがほとんど。ちらほらと咲いているものもありました。
まさに見ごろはこれからです。
最寄駅は近江鉄道の「太郎坊宮前駅」。


太郎坊さんとは、この山を守ったといわれる天狗の名。
駅の出入り口にも注連縄が張られ、天狗の面が掲げられています。


駅を出ると、すぐ参道。
田園風景のなかに異彩を放つ岩峰は「赤神山」。
ピラミッドのようにも見えますよね。迫力!
標高350mの山の中腹に社殿があり、山すそまで桜の並木がずっと続いています。

伝承によると創始はいまから遡ること1400年前。
ここに祀られているのは天照大御神の第一皇子神である
正哉吾勝速日天忍穂耳尊(まさかあかつかちはやひあめのおしほみみのみこと)。
その名前から「まさに吾れは勝ち、負けることがない。勝つことの速いこと日が昇るごとし」と
勝運の神様として知られ、勝運・厄除・開運・商売繁盛にご利益があることで
古くから信仰を集めてきました。
受験生や商売人、スポーツ選手などが全国から訪れているとか。
いよいよ山が近くなってくると、「これを登るのか・・・」と、ちょっと怖気づいてしまいます。
階段は本殿までで、なんと742段!


最初の関門は成願寺へと続く石段。途中まで車で上がる道もありますが、トライしましょう!



成願寺さんに向かって左手に太郎坊さんへ続く石段があります。
「是ヨリ本社マデ二百米」。
登れども、登れども、ひたすら続く階段。



息もきれぎれでたどり着いた「参集殿」。


ここまでは車で登って来ることもできます。
なかには御札やお守り、地域の名産品が並んでいました。



お茶やお菓子も売られているので、まずはここで休憩。
本殿はここからさらに上。岩に張り付くように造られた急な階段が続きます。
御霊水をたたえる竜神舎。ここで身と心を清めて本殿へ向かいます。


竜神舎の奥に道が続いていて、ここから山をまわるハイキングに向かう人も多いそう。
登るほど、巨岩・奇岩が山肌に現れてきました。



義経の腰掛岩や火防の稲荷社をすぎると、
いよいよ見えてくるのが「夫婦岩」。


本殿手前に立ちふさがるこの岩は、高さ数十メートル。

そのあいだに幅80センチ、長さ12メートルの通路が通っているようすは
なんとも不思議な光景です。
映画インディー・ジョーンズを思い出したのは私だけでしょうか?
「悪心のある者が通ると岩に挟まる」
という言い伝えがあるそうで、まさか・・・と思いつつも通るときはドキドキ。
岩のあいだを抜けてみると、見事な絶景が待ち構えています。

やっとたどり着いた本殿。がんばったのでご利益ありますように。


それにしても、スゴイ絶壁にお祀りされているんですね。
下りは裏参道を通って下山することにしました。
途中、恋愛の神様「地主社」があるほか、
「七福神」の石造を一体ずつたどって石段を下ります。



こちらは「願かけ殿」とも呼ばれる一願成就社。お百度願かけ道があります。


山内はやはり天狗・天狗・天狗。




帰りは登りよりうんと楽ですが、それでも膝が笑ってました。
お山を振り返り、仰ぎ見ると「あそこまで登ったのか~」と達成感!


桜の季節はさらにたくさんの人でにぎわう太郎坊さん。
お参りはぜひ歩きやすい足元でどうぞ。

(写真:びわこビジターズビューロー提供)
※情報は2009年3月現在。詳しくは直接お問い合わせください。
*************************************
太郎坊宮(阿賀神社)
★住所 東近江市小脇町2247
★電話 0748-23-1341
★ご祈祷受付時間 9:00~16:00
★HP http://www.ex.biwa.ne.jp/~tarobo/
★地図 地図はこちら
Posted by しがまにあスタッフ at 20:00
│東近江
この記事へのコメント
今年、初めて、太郎坊宮に、初詣行きました。下に、車を停めたがら、あのきつい階段上がりましたよ。次の日は、さすがに、太もも痛くなっちゃった!(wink)でも、一番上迄上がっての、景色は最高でした。
Posted by タラコ唇 at 2009年03月28日 18:03
タラコ唇さま
コメントありがとうございます。
タラコ唇さまも初詣で登られたんですね。
日ごろ運動不足の私には、かなりキツかったんですが
その分、ご利益がありそうで・・・。
上からの眺めはほんとうに最高ですね!
コメントありがとうございます。
タラコ唇さまも初詣で登られたんですね。
日ごろ運動不足の私には、かなりキツかったんですが
その分、ご利益がありそうで・・・。
上からの眺めはほんとうに最高ですね!
Posted by ふみさー at 2009年03月31日 21:17
良かったですよ~。ちょっと、雪降りで、足下危ない時あったけど。ご利益ありそうな階段で…!!('-^*)/
Posted by タラコ唇 at 2009年04月01日 23:49