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しがまにあ

2010年10月28日

慈眼堂(じげんどう)

急な冷え込みに、一気に秋が深まった今週。
そろそろ紅葉狩りの計画を立てている方も多いのではないでしょうか。

比叡山の山のうえではひと足はやく10月30日から紅葉まつりが始まり
そのふもと、坂本でも日吉大社のライトアップが
11月12日から30日まで行われます。


今回は、そんな坂本のまちへ木々の色づきに先駆けて出かけてきました。
訪ねたのは「慈眼堂」

慈眼堂(じげんどう)

坂本といえば、日吉大社西教寺など、
これまでも紅葉のようすをお伝えしてきましたが
慈眼堂は、御堂がまるで朱色の衣で覆われるかのように
色づくようすが美しいといわれ、知る人ぞ知る名所。

慈眼堂(じげんどう)
(写真は例年の紅葉のようす:滋賀県提供)



御堂は坂本のケーブル乗り場のほど近くにあり
見晴らしのいい場所へ出れば、目の前には琵琶湖が広がります。

慈眼堂(じげんどう)

木立に囲まれた静寂と、穴太積みの石垣が連なるあたり。



慈眼堂があるのは、滋賀院門跡の奥。

慈眼堂(じげんどう)慈眼堂(じげんどう)

法親王の住まいでもあった門跡寺院は格式が高く、静謐なたたずまい。


滋賀院の宸殿の前を過ぎ、天台宗務所の横を抜けたところ。
石段になった坂を上がると、青々とした苔が広がる庭に出ます。

慈眼堂(じげんどう)慈眼堂(じげんどう)


ここは慈眼大師・天海の廟所。

慈眼堂(じげんどう)

天海は、織田信長の比叡山焼き討ち後、復興に尽力した人物で
家康・秀忠・家光の徳川三代の顧問として遇された僧侶。
同寺は江戸初期、三代将軍家光によって建立されています。

堂内に祀られている木造慈眼大師座像は国の重要文化財。


また、境内はたくさんの供養塔があることでも知られているところ。

慈眼堂(じげんどう)

桓武天皇の御骨塔をはじめ、後陽成天皇、後水尾天皇、徳川家康、
また、清少納言、紫式部の供養塔などが並びます。


そして、ひときわ目をひくのが、木立を背にして並ぶ
13体の阿弥陀如来座像。

慈眼堂(じげんどう)

これは以前にもご紹介した湖西の鵜川四十八体石仏のうちの13体。

戦国期、観音寺(旧安土町)城主だった佐々木六角義賢氏が
母の菩提を弔うため、琵琶湖の対岸である高島市の鵜川に建立したもので
天海によって13体がこの地に移されました。

慈眼堂(じげんどう)慈眼堂(じげんどう)慈眼堂(じげんどう)

よく見ると、お顔の表情もさまざまですね。


慈眼堂(じげんどう)



境内はまだまだ青葉ですが、色づくまではあとわずか。

この秋、坂本散策の際にはぜひ足を運んでみてください。







※情報は2010年10月現在。詳しくは直接お問い合わせください。



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慈眼堂

★住所  大津市坂本4丁目6-1
★電話  滋賀院門跡077‐578‐0130
★地図  地図はこちら



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Posted by しがまにあスタッフ at 20:00 │坂本・堅田

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