2013年06月06日
あいとうエコプラザ菜の花館
梅雨の中休みで、ほっとひと息ですね
ゆううつになりがちな雨の季節。この時期は、屋内の施設を訪れるのにぴったりです
今回は愛東にある、エコ学習施設を紹介しますよ☆
かわいい「あいなちゃん」が迎えてくれます

ここ、あいとうエコプラザ菜の花館は、
全国に広がる資源循環型地域モデル「菜の花プロジェクト」発祥の地・拠点施設です。
あいなちゃんは、「菜の花プロジェクト」のマスコットです♪
かわいいでしょ
4月上旬から5月上旬にかけては、こ~んなに菜の花が咲いて綺麗なんですよ♪

(写真は、あいとうエコプラザ菜の花館提供)
菜の花館の屋根は、もちろん「菜の花」をイメージしています
菜の花プロジェクトとは・・・
転作田に菜の花を植え、ナタネを収穫し、搾油してナタネ油にします。
そのナタネ油は家庭料理や学校給食に使い、搾油時に出た油かすは肥料として使います。
また、廃食油は回収し、せっけんや軽油代替燃料(BDF)にリサイクルします。
BDFを使用した時排出される二酸化炭素は、菜の花が成長する時に吸収したもので、
大気中の二酸化炭素の量が増えません。
地球温暖化防止に貢献でき、地域内で資源が循環する取り組みです。
つまり・・・
上の写真のように可憐に咲いた菜の花を・・・

この大きなコンバインで収穫して・・・・

種を取り出します。
ここからは、菜の花館の館内で見学できます!

BDFプラント室の・・・
菜種油搾油・精油機で

さっきの種を温めてしぼります!

圧搾により、約3割が油になります。
搾油は週2日程度実施されていて、この様子を見たいなら、
水曜・木曜の午後あたりがねらいめです。
*その日の都合で変わりますので、見学に行く場合は確認してくださいね☆
取り出した油は、熱処理してきれいにして瓶詰めします。

風味豊かで栄養価の高い菜種油。
もちろん、化学薬品や添加物は一切使っていません。
香ばしさを増す油として、特に、クッキーやピザなどにオススメ!
そして、土が同じなので、近江の野菜にぴったり合うんですって
そして、7割がしぼり粕になります。

そのしぼり粕は、畑などの肥料として利用します。

なるほど~。
ゴミが、ゴミでなくなるんですね~♪
翌年の菜の花畑にも使用できます。無駄が無いですよね!
一般販売も行われています!
そして・・・・こんなものも見つけました!

これも菜の花プロジェクトのひとつ。
各家庭から廃食油を回収して、菜の花館の大きな機械で処理します!

こうして、廃食油がバイオディーゼル燃料になるのです。

左から右に→→→→ あら~きれいなBDFになりました☆
学校の環境学習などでは、廃食油からBDF作りを体験し、
作ったBDFを使用したカートに試乗することも出来ます。

(写真は、あいとうエコプラザ菜の花館HPより引用)
廃食油が燃料として動くことを実感できます

取り合いになるくらい、人気なんだそうです!
実際に、東近江市の「ちょこっとバス」や公用車にもこの燃料が使用されています
また、廃食油から作るせっけんづくりの一部を体験することもできます。

(写真は、あいとうエコプラザ菜の花館HPより引用)
自然にやさしく、油汚れも良く落ちる「リサイクルせっけん」の完成です!

そして、BDFのキャンドル作りもできますよ。

(写真は、あいとうエコプラザ菜の花館HPより引用)
せっけん作りとキャンドル作りは、事前連絡が必要ですので、
お問い合わせくださいね。
この他、菜の花館では、未活用のバイオマスを炭化し再利用しています。
地元で収穫したもみは、農協のカントリーへ出荷されます。
そのもみ殻は菜の花館に運ばれ、炭化され、くん炭が製造されます。

炭化装置
こちらは、くん炭製品タンク

できたくん炭は、土壌改良資材や育苗床土として、環境こだわり農業の推進に活用されています。

そして、炭化する過程で発生する熱は、熱交換機によって温水に変換し、
菜の花館の「床暖房」や「搾油プラント」の菜種を温める熱源として再利用されています。
自然の恵みを活用していますね!!!
この他、あいとうエコプラザ菜の花館では、『田舎もん体験』が大人気です☆

●米作り
●お茶作り
●味噌作り
●ぶどう作り
●梨作り
などを、体験できます。
しかも、一回だけではありません。一年を通しての体験です。
例えば、お米なら、種まき、田植え、草取り、いきもの勉強会、などなど・・・・
収穫までしっかり体験します。
人気で定員満杯のコースもありますが、今からでも申し込みOKなのもありますので
詳しくはお問い合わせください。
NPO法人愛のまちエコ倶楽部の主催です。

(写真は、NPO法人愛のまちエコ倶楽部HPより引用)
菜の花館・館長の増田さんは、
『田舎もん体験は、1回きりの体験でなく、通って楽しんでもらうことに意義がある。
交流を通して自分も相手も社会も元気づくような、三方良しの基地となれば嬉しい』と話します。
菜の花館には、年間およそ200団体5000人が訪れます。
”次世代のエネルギー問題に具体的な行動”で解決策を実践している施設として
注目されています。
学生さんの校外学習にも、そして大人の環境学習にもぴったりの施設です。
難しそうに思いますが、気軽にふらぁ~っと寄ってみて下さいね
せっけんやキャンドル作りには、予約が必要ですので、お問い合わせください。
さて、今回紹介したBDFを利用して毎年夏に行われるイベントがあります
『コトナリエ』

です。
各家庭から集められた使用済み油を精製し、BDFにして、
それをもとに発電しているエコな灯り。
夏のイルミネーションです☆

(2012年度のコトナリエの灯りです)

毎年、湖東町のひばり公園で行われる人気のイベントですよ
今年は、8月3日(土)~8月15日(木)までで、
菜の花学会楽会との共同イベントも予定されているとか!
そして、記事で紹介した菜種油を使用した天ぷらを食べられるお店が
東近江市小倉町にあります。


あいとうふくしモール内にある、「野菜花」です。
旬の野菜(この日は朝収穫したばかりの甘~い玉ねぎ)の天ぷらは絶品です

さぁ、菜の花館でエコ学習をして、野菜花でランチを食べて、
そして、夏にはコトナリエに行こう~~~
*************************************
あいとうエコプラザ菜の花館
★住所 東近江市妹町70
★電話 0749-46-8100
★開館時間 9時00分~17時30分
★休館日 火曜日・祝祭日・年末年始
★入館料 無料
★アクセス 名神高速道路「八日市IC」から車で約10分
近江鉄道八日市駅から「ちょこっとバス」で約20分「マーガレットステーション」下車
★H・P http://www.city.higashiomi.shiga.jp/nanohanakan/
※情報は2013年6月現在、詳しくは直接お問い合わせ下さい。
*************************************
菜の花エコプロジェクト発祥地・東近江からの情報でした

ゆううつになりがちな雨の季節。この時期は、屋内の施設を訪れるのにぴったりです

今回は愛東にある、エコ学習施設を紹介しますよ☆
かわいい「あいなちゃん」が迎えてくれます

ここ、あいとうエコプラザ菜の花館は、
全国に広がる資源循環型地域モデル「菜の花プロジェクト」発祥の地・拠点施設です。
あいなちゃんは、「菜の花プロジェクト」のマスコットです♪
かわいいでしょ

4月上旬から5月上旬にかけては、こ~んなに菜の花が咲いて綺麗なんですよ♪

(写真は、あいとうエコプラザ菜の花館提供)
菜の花館の屋根は、もちろん「菜の花」をイメージしています

菜の花プロジェクトとは・・・
転作田に菜の花を植え、ナタネを収穫し、搾油してナタネ油にします。
そのナタネ油は家庭料理や学校給食に使い、搾油時に出た油かすは肥料として使います。
また、廃食油は回収し、せっけんや軽油代替燃料(BDF)にリサイクルします。
BDFを使用した時排出される二酸化炭素は、菜の花が成長する時に吸収したもので、
大気中の二酸化炭素の量が増えません。
地球温暖化防止に貢献でき、地域内で資源が循環する取り組みです。
つまり・・・
上の写真のように可憐に咲いた菜の花を・・・
この大きなコンバインで収穫して・・・・
種を取り出します。
ここからは、菜の花館の館内で見学できます!
BDFプラント室の・・・
菜種油搾油・精油機で
さっきの種を温めてしぼります!
圧搾により、約3割が油になります。
搾油は週2日程度実施されていて、この様子を見たいなら、
水曜・木曜の午後あたりがねらいめです。
(後ほど紹介する「くん炭製造」のエネルギーを有効利用して焙煎しているので、
温度が安定する午後に搾油するのだそう)
温度が安定する午後に搾油するのだそう)
*その日の都合で変わりますので、見学に行く場合は確認してくださいね☆
取り出した油は、熱処理してきれいにして瓶詰めします。
風味豊かで栄養価の高い菜種油。
もちろん、化学薬品や添加物は一切使っていません。
香ばしさを増す油として、特に、クッキーやピザなどにオススメ!
そして、土が同じなので、近江の野菜にぴったり合うんですって

そして、7割がしぼり粕になります。
そのしぼり粕は、畑などの肥料として利用します。
なるほど~。
ゴミが、ゴミでなくなるんですね~♪
翌年の菜の花畑にも使用できます。無駄が無いですよね!
一般販売も行われています!
そして・・・・こんなものも見つけました!
これも菜の花プロジェクトのひとつ。
各家庭から廃食油を回収して、菜の花館の大きな機械で処理します!
こうして、廃食油がバイオディーゼル燃料になるのです。
左から右に→→→→ あら~きれいなBDFになりました☆
学校の環境学習などでは、廃食油からBDF作りを体験し、
作ったBDFを使用したカートに試乗することも出来ます。

(写真は、あいとうエコプラザ菜の花館HPより引用)
廃食油が燃料として動くことを実感できます


取り合いになるくらい、人気なんだそうです!
実際に、東近江市の「ちょこっとバス」や公用車にもこの燃料が使用されています

また、廃食油から作るせっけんづくりの一部を体験することもできます。

(写真は、あいとうエコプラザ菜の花館HPより引用)
自然にやさしく、油汚れも良く落ちる「リサイクルせっけん」の完成です!
そして、BDFのキャンドル作りもできますよ。


(写真は、あいとうエコプラザ菜の花館HPより引用)
せっけん作りとキャンドル作りは、事前連絡が必要ですので、
お問い合わせくださいね。
この他、菜の花館では、未活用のバイオマスを炭化し再利用しています。
地元で収穫したもみは、農協のカントリーへ出荷されます。
そのもみ殻は菜の花館に運ばれ、炭化され、くん炭が製造されます。
炭化装置
こちらは、くん炭製品タンク
できたくん炭は、土壌改良資材や育苗床土として、環境こだわり農業の推進に活用されています。
そして、炭化する過程で発生する熱は、熱交換機によって温水に変換し、
菜の花館の「床暖房」や「搾油プラント」の菜種を温める熱源として再利用されています。
自然の恵みを活用していますね!!!
この他、あいとうエコプラザ菜の花館では、『田舎もん体験』が大人気です☆
●米作り
●お茶作り
●味噌作り
●ぶどう作り
●梨作り
などを、体験できます。
しかも、一回だけではありません。一年を通しての体験です。
例えば、お米なら、種まき、田植え、草取り、いきもの勉強会、などなど・・・・
収穫までしっかり体験します。
人気で定員満杯のコースもありますが、今からでも申し込みOKなのもありますので
詳しくはお問い合わせください。
NPO法人愛のまちエコ倶楽部の主催です。

(写真は、NPO法人愛のまちエコ倶楽部HPより引用)
菜の花館・館長の増田さんは、
『田舎もん体験は、1回きりの体験でなく、通って楽しんでもらうことに意義がある。
交流を通して自分も相手も社会も元気づくような、三方良しの基地となれば嬉しい』と話します。
菜の花館には、年間およそ200団体5000人が訪れます。
”次世代のエネルギー問題に具体的な行動”で解決策を実践している施設として
注目されています。
学生さんの校外学習にも、そして大人の環境学習にもぴったりの施設です。
難しそうに思いますが、気軽にふらぁ~っと寄ってみて下さいね

せっけんやキャンドル作りには、予約が必要ですので、お問い合わせください。
さて、今回紹介したBDFを利用して毎年夏に行われるイベントがあります
『コトナリエ』



各家庭から集められた使用済み油を精製し、BDFにして、
それをもとに発電しているエコな灯り。
夏のイルミネーションです☆


(2012年度のコトナリエの灯りです)

毎年、湖東町のひばり公園で行われる人気のイベントですよ

今年は、8月3日(土)~8月15日(木)までで、
菜の花学会楽会との共同イベントも予定されているとか!
そして、記事で紹介した菜種油を使用した天ぷらを食べられるお店が
東近江市小倉町にあります。


あいとうふくしモール内にある、「野菜花」です。
旬の野菜(この日は朝収穫したばかりの甘~い玉ねぎ)の天ぷらは絶品です


さぁ、菜の花館でエコ学習をして、野菜花でランチを食べて、
そして、夏にはコトナリエに行こう~~~

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あいとうエコプラザ菜の花館
★住所 東近江市妹町70
★電話 0749-46-8100
★開館時間 9時00分~17時30分
★休館日 火曜日・祝祭日・年末年始
★入館料 無料
★アクセス 名神高速道路「八日市IC」から車で約10分
近江鉄道八日市駅から「ちょこっとバス」で約20分「マーガレットステーション」下車
★H・P http://www.city.higashiomi.shiga.jp/nanohanakan/
※情報は2013年6月現在、詳しくは直接お問い合わせ下さい。
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菜の花エコプロジェクト発祥地・東近江からの情報でした

Posted by しがまにあスタッフ at 20:00
│東近江地域