全国廃校リニューアル50選・伊吹を学ぼう!伊吹山文化資料館

しがまにあスタッフ

2013年04月25日 20:00

桜も散り、はやGWも間近絶好の行楽シーズン到来ですね!

この4月20日には伊吹山ドライブウェイも開通し、
山上のお花畑へと心をはやらせている方もいらっしゃるのではないでしょうか?



今日は、そんな伊吹山の自然伊吹の民俗や歴史等を分かりやすく理解できる、
廃校を利用した手作りの素敵な資料館をご紹介しますね!

< 伊吹山文化資料館 >


それが、平成15年に文部科学省「全国廃校リニューアル50選」に県内で唯一選ばれました
伊吹山文化資料館



近江長岡方面や長浜方面、もしくは道の駅・伊吹の里(旬彩の森)のある広域農道方面から
車で来られる方には、こちた春照(すいじょう)西の交差点がひとつの目印になるかもしれません。



この交差点から更に365号線をもう少し南へと車を走らせ、次の信号で東南方向・伊吹山側へと伸びる側道へと入ります。



住宅街を抜ける道を突き当たり左側北へと折れ、伊吹山中学校前を北上すれば、
すぐ右手東側に見えてきます。
(公式HPのアクセス案内にも書かれてますように、お墓のお向かいです)



昭和49年に伊吹町立春照小学校春照分校として開校し、平成5年3月春照分校が本校と
統合したことによって休校(のち廃校)した校舎を改修し開館したという、こちらの資料館さん。



伊吹山と山麓の自然と文化」をテーマに、民俗・歴史・考古・自然の各資料が
幅広く展示されている、伊吹の文化民俗・歴史や伊吹山の自然をもっとよく知りたい方に
本当におススメな、とっても素敵な総合資料館さんなんですよ!



実はこれらの展示は、地元の「伊吹山文化資料館友の会」の方々の手によって
永年の生活経験と知恵が発揮された、
時に昔の思い出話にも花を咲かせながら職員さんたちとアイデアを出し合い協力し
復元されていったという、そんな手作りの復元展示なのだそうで。



特に展示室1から始まる1階の「伊吹山にいだかれたくらし」に再現された復元展示なんて、
本当に分かりやすくかつ内容が濃いというか
なんだかすごくいきいきとしていて、自然にリアルなのがとても印象的!



お茶の間↑に、煮炊きをするかまどの様子↓や、収穫後の農作業↓。



↓五右衛門風呂のような大きい木製の湯桶とすのこを階段状に敷いたお風呂場に、
台所の流し場、ところ狭しと食器やお膳が仕舞い込まれた木製の食器棚…



まるで今目の前で本当にその暮らしが行われているかのような、そんなリアルさですよね!



↑尋常小学校の国語読本に長椅子と長机なんて、
ひょっとしたら誰かのおじいちゃんやひいおばあちゃんが座ったお椅子かも…?
なんて。



度量衡の秤やマスにおもり、昔のコタツなどの生活用品に、



昔のアイロンやランプ、昔の電話機まで…!



↑こちらなんて、まるで時代劇か映画か何かのセットのようにさえ思えてしまうのは、
私だけでしょうか…?



ああ、昔の人たちはこうやって脱穀してたんだなあ、こうやって藁を編んでたんだなあ…
そしてこういう様々に工夫された道具を実際に使って、いろいろなものを作っていたんだなあ、
すごいなあ…と。



本当に実感として理解できる、そんな感じがします。
この1階の展示には、地元の小学3年生のこどもたちが「むかしのくらし」を学習する校外学習の
一環として、毎年訪れるらしいのですが。
本当に分かりやすいだろうなあ…と、こどもたちがうらやましくもなったり。



こちら↑は、展示室2の「伊吹山の恵みとなりわい」をテーマとしたお部屋。



どんな木からどんな木炭がどんな風に作られていたのか。
今でも伊吹の名産である「もぐさ」やヨモギや薬草たちは、どんな風に摘み取られ、
どんなパッケージで、商品化され。



どんな風にで利用され、どんな薬棚に納められ。



どんな道具を使って、綿は、こうぞは、麻布は…?




今は昔の、豊かな知恵と工夫が結集され全てが身近な日常の中で作り上げられていた、
手作りのスロー・ライフな時代。



そんな時代に発展した地元の宿場町や街道の様子や、



昔の農家では生活必需品でもあった粉ひき臼の数々と、その材料である石の産出地や
珍しい粉ひき臼作りの資料等々。



バリアフリーに対応した階段↑を上った2階では、



縄文~戦国時代までの
発掘出土品資料や復元模型を中心に、伊吹地域の歴史を掘り起こしています。



県内一の質量を誇るという縄文時代の出土品には、貴重な展示資料もあるのだそうですよ。




数多く並べられた山岳寺院や山城跡の模型↑や
発掘現場の実際とその発掘跡から復元された当時の集落や住居の様子の模型↓は、
これも職員さんや地元の「友の会」の方々による、手作り作品なのでしょうか?



とても丁寧に作られていて分かりやすいのに、びっくりします。



こちら↑は、湖北地域やこの辺り特有の民俗的な神事「おこない」の様子を紹介したコーナー。



「おこない」は豊作を祈る農耕儀礼が民俗行事となったものともいわれ、
毎年1月から3月にかけ、今でも様々なかたちで集落ごとに行われています。



↑の木の肌もあらわな木製のスキー板や竹のストックや、伊吹山のスキー場の歴史を伝える
レトロな印刷物の数々も、興味深いですね。



そしてこちらは、「伊吹山の自然と文化」をテーマに各種鉱物や昆虫資料を中心に
伊吹山の自然そのものの歴史を解説してくれている展示。



ウミユリの化石や各種鉱物資料等、自然科学分野っぽい資料がところ狭しと並べられた
こちらの展示室には、



伊吹の歴史や民俗自体にはあまり興味の無いひとでも、
伊吹山を訪れる際には
ぜひとも予習復習がてら寄って見たくなるような、そんな分かりやすい展示の数々が。



さざれ石↓って、あの「さーざーれー♪いーしーのー♪」のさざれ石ですよね…?(笑)



↓こちらは、伊吹山で見ることが出来る高山植物や花々の紹介パネルと、蝶などの昆虫標本。



私はあまり詳しくないので分からないのですが、
鉱山植物にしろお花にしろこの蝶ちょにしろ、ひょっとしてお好きな方が見れば
やっぱりものすごく貴重だったりするのでしょうか…?



写真だけではなく、↓植物標本もたくさん展示されていました。
この化石↓なんかも、ものすごく珍しかったり貴重だったりするのでしょうかね…?
どなたか、お教えください!(笑)



…なんて、
そんな疑問にも、土日を中心に活躍されているという「友の会」のボランティア・ガイドさんは、
分かりやすくお話してくださるのかもしれません。
ガイドさんのお話にご興味のある方は、事前に資料館に問い合わせてみるのもいいかも♪



企画展示室↑は、残念ながらちょうど企画替えのタイミングだったのですが。



このGWの5月3日からは、第100回の記念企画展ともなる新しい企画展↓
「写真で見る伊吹山今昔 ― 人と伊吹山のかかわりを探る ― 」が、始まる予定なのだそうです。



他にもこちらの資料館の敷地内では、
屋外展示として地元の山麓で出土した古墳の石室を移築・復元したもの↓や



戦国の武将・京極氏(後に浅井氏)の重臣・若宮氏の屋敷跡↓を見ることが出来たり、



体験学習用のかまど↓が設置されていたりと、いやはやなんとも多岐に渡った充実ぶり。



この日は、地元の小学校6年生のこどもたちが歴史の体験授業として見学↑にも来ていました。



↑みんな、とても熱心に資料館の方のお話に耳を傾けていますね♪
先生のお話の中に出てくる話題が、
つい先日学校で習ったことと繋がっていたり、地元の近所の知っている場所のお話だったりして、
こどもたちも興味津々!



今日は見学と先生のお話を聞くだけではなく、実際に勾玉作りにも挑戦していました。



みんな、一心不乱に取り組んでいます



勾玉作りのキットについていた勾玉の材料・滑石(かっせき)を削って、
同じくキットについていたヤスリで磨いて…



さあ、どんな勾玉が出来上がるかな…?



因みにこちら↑が、実際に米原市で出土した、勾玉をはじめとする古代の装飾品の数々。
この勾玉作り体験は、事前に予約すれば
一般の方々も体験できるそうなので、ご興味のある方は一度お問合せしてみてくださいね♪



このように様々な体験学習にも力を入れているこちらでは、この資料館に集められた
各種情報の提供にも力を入れられているようで、木製の丸テーブルと丸太の椅子が
ほっこりとさせてくれる情報スペースには、びっしりと↓無料配布のリーフレットが。



その他、過去の各種企画展示パンフレットなどの書籍等も販売↑されています。



そんな資料館の職員さんへ宛てられたこどもたちのお礼の数々に目を通すと、
地元に密着し地道な活動を丹念に続けられてきた
職員の皆さんや友の会の方々の想いが受け継がれてゆく様を目の当たりにするようで…
ちょっと感動。



書籍の他には、滋賀県内の戦国武将の家紋をあしらった手拭いのおみやげ品↑や、



地元で栽培されていた綿の種も販売されていて、
その種を育てて採れた綿を入れて手作りされたという、友の会の方々お手製のお座布団も
なんだかほっこり…心が優しくなるような気がします



そう、こんなにふわふわの白い綿にくるまれた種のように優しい心持ちで、
綺麗な空気と風に恵まれた、この伊吹山の山麓で。



滋賀県は近江の国の霊峰に、想いを馳せながら。



霊峰について、霊峰をいただく、この山麓の地域について。

いろいろ知って学んで、
少しアカデミックな気分を味わってみるのも、ちょっとステキだとは思いませんか?






(情報は2013年4月現在。詳しくはお問い合わせ下さい。)





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伊吹山文化資料館

■所在地      〒521-0314 滋賀県米原市春照(すいじょう)77番地
□連絡先TEL/FAX    0749-58-0252

■開館時間     09:00~17:00(入館は ~16:30まで)
□休 館 日     ①毎週月曜日(祝日の場合は翌日)・祝日の翌日・12月27日~1月5日 
■入 館 料    一 般   200円 (団体(20名以上):160円 )
         中学生以下 100円 (団体(20名以上):80円 )
          ※市内の子どもの学習利用は無料です。
■アクセス
 ●JR・バス:東海道線近江長岡駅下車、湖国バス「伊吹登山口行」で「ジョイいぶき(薬草の里)」
        下車、西へ徒歩8分下る
 ●お車:名神高速米原IC・関ヶ原IC、北陸自動車道長浜ICから、いづれも約15分。
  〔長浜から〕国道365号線を関ヶ原に向かい「春照西」の次の交差点(「高番」の手前)を
         左折、伊吹山中学校前を左折、100m先の右手
  〔関ヶ原から〕国道365号線を長浜に向かい「高番」の次の交差点を右折。以下同じ
  〔米原ICから〕国道21号線を大垣方面へ向かい、「一色」交差点を左折、
         JRの高架橋を下りてすぐ右折、JR近江長岡駅前交差点を左折、
         道なりに国道365号線「春照西」交差点に出て関ヶ原方面に右折、次の
         交差点を左折。以下同じ
 ●タクシー:近江長岡駅前にあり
 ●徒歩:近江長岡駅から約50分

□駐車場    駐車場あり

■HP     http://www.zb.ztv.ne.jp/mt.ibuki-m/
□地 図    地図はこちら




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