少し蒸し暑くなってきた6月の宵。
これからの見どころといえば、やはり
ホタルです。
県内でもたくさんの観賞スポットがありますが
国の特別天然記念物に指定されているのが
米原市
「長岡のゲンジボタルおよびその発生地」。
ホタルの時期にあわせて毎年
「天の川ほたるまつり」が開催され
今年は
6月8日(金)~17日(日)の予定。
自然環境のバロメーターといわれるホタル。
米原市の天野川一帯では、ホタルを保護する活動が長く続けられ
いまではシーズンともなるとたくさんの人でにぎわうまでになっています。
ほたるまつりの会場となるのは、JR米原駅から東海道線で2駅目の「近江長岡」駅近く。
駅から歩いてすぐのところに、天野川が流れています。
川のほとりにある「長岡神社」には、樹齢800年といわれる大イチョウも。
訪れたのは6月4日(月)でしたが、すでに準備もすすめられていて
午後8時~9時ごろになると、ホタルが舞うようすがちらほら見られるようになってきたとか。
駅からホタルが見られる川辺まで、子供たちの手作り行燈が導いてくれます。
川辺には案内板も設置され、ここで見られる「ゲンジボタル」について説明も。
もちろん、ホタルの捕獲は絶対禁止。フラッシュ撮影もNGです。
マナーをまもって観賞したいですよね。
駅から天野川を越えたところには、米原市役所の山東庁舎があり
ここでくわしい案内図などをもらうこともできます。
また庁舎近くには、シーズンにあわせて「ほたる館」も開館。
保護の歴史やホタルの生態などについて詳しく教えてもらえます。
6月6日(水)~6月25日(月)開館。平日は午後5~9時、土日は午後4時~9時。無料です。
そして庁舎すぐそばにあるのが、和菓子の「じょうきや」さん。
この時期だけの「ほたる餅」は有名です。
右の写真はも羽二重餅が入ったもなか「天野川蛍」。こちらは通年販売です。
せっかくなので足をのばして、別会場へも行ってみましょう。
こちらは6月8日(金)~24日(日)まで総合案内所になる「ルッチプラザ」。
駅からなら、バスなどが便利です。
車の方は、ここに駐車場もあります。
ホタルの発生状況や周辺の道案内のほか、子供たちによる観察記録の展示なども行われます。
9・10・16・17日には出店もオープン。
にぎやかな模擬店をぜひのぞいてみてください。
車なら、もう少し足をのばして「グリーンパーク山東」へ行ってみるのもおすすめ。
伊吹山が一望できる総合公園で、宿泊施設やキャンプ場、スポーツ施設などがあります。
ここの三島池一帯もホタルの観賞スポット。
園内の鴨池荘はレストランもあり、日帰り入浴もOK。
そろそろ陽が暮れてきました。
行燈や提灯が宵闇に浮かび上がると、そろそろホタルたちの時間。
残念ながらこの日はうまく撮影できなかったのですが
例年のようすを、米原市さんにお借りしました。
ホタルたちが飛び交うと、あたり一帯がとっても幻想的な雰囲気につつまれます。
ほんとうの美しさを楽しめるのは、やはり足を運んだ人だけ。
ぜひ誘い合っておでかけを。
※情報は2012年6月現在。詳しくは直接お問い合わせください。
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天の川ほたるまつり
★問い合わせ
米原市 天の川ホタルまつり実行委員会
米原市春照490‐1
米原市役所伊吹庁舎 経済環境部 商工観光課
★電話 0749‐58‐2227
★特設 総合案内所(6月8日~24日)18:00~21:00
ルッチプラザ階段シアター前
★地図 地図はこちら