龍潭寺

しがまにあスタッフ

2008年03月27日 20:00

あともう少しで桜が開花しそうですね
4月1日、2日にだるままつりが行われる龍潭寺にお邪魔しました。


                                 だるままつりの様子 びわこビジターズビューロー


龍潭寺は井伊氏の始祖、藤原共保以来の井伊家の菩提寺で
井伊直政が佐和山城主になったのを機に佐和山山麓に移築されたそうです。



龍潭寺に入ると誰かの後ろ姿が・・・近寄ってみると



石田三成公銅像がありました。
関ヶ原の戦いでは井伊直政と石田三成は敵同士、
元々佐和山は石田三成が治めていたので
三成も佐和山に帰ってきて今は井伊家と仲良く見守ってくれているのでしょうか。



門をくぐると手入れされた綺麗な庭。
ここにはしだれ桜が植えられており満開すれば一層美しい庭になるそうです。
 ※ちなみに昨年の様子が「’07 滋賀県内のさくら(桜)
   彦根・龍潭寺のしだれ桜( 初雫さん投稿)で見ることができます。



本堂にはだるままつりの準備がされており
本堂から観音菩薩の浄土である補陀落山(ふだらくせん)の一帯をかたどった
ふだらくの庭を覗くことができました。

また市の文化財にもなっているふすま絵は芭門十哲の1人森川許六によって描かれたもので
1枚1枚見応えがあり104面もあるそうです。



右写真は桃山時代作で佐和山城石田三成屋敷にあったものも残されていました。
本堂を抜けると大きなだるまさん!



だるまさんの奥には大茶道具やなどの展示や八幡宮、禅宗の始祖・達磨(だるま)像がありました。




書院の東庭 鶴亀蓬莱庭園(中写真)には直下型の枯れ滝「龍門瀑」があり
この庭の趣を井伊直弼が「龍潭寺なる庭の池をよめる」と題した句が残されています(右写真)。
 世間にすむとにごるのあともなく、この池水のいさぎよきかな



北庭の露地庭園(左写真)には樹齢400年の沙羅双樹、百日紅、メタセコイヤなどがあり
学僧の修行庭園として今日も守られているそうです。



受付で井伊家?のひこにゃんを発見!

まただるまに因んだお守りやおみくじが販売されています。



左写真のひめだるまにはおみくじが入っていたり
中写真のご利益ダルマは色事に恋愛成就や交通安全などのご利益があるそうです。

4月1日、2日にはだるままつり、中旬には桜が見頃になるそうです。
初夏には沙羅の花、秋には紅葉など四季折々、花木が楽しめる龍潭寺に
1度訪れてみてはいかがでしょうか。


だるままつり
4月1日 午前10時半 入魂式
         11時  招福成就祈祷法要
      午後 1時  花まつり
 
4月2日 午前11時  招福成就祈祷法要
      午後 2時  満願成就祈祷法要


※情報は2008年3月現在。詳しくは直接お問い合わせください。


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龍潭寺
★住所   滋賀県彦根市古沢町1104
★電話   0749-22-2777
★開館   9:00~17:00 (冬期は16時まで)
★拝観料  大人400円、小中学生150円
★休館   無休
★駐車場  無料駐車場有り
★地図   地図はこちら


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