ザゼンソウ群生地
梅や桃など、春を告げる花はたくさんありますが
湖西で早春の風物詩といえば「座禅草(ザゼンソウ)」。
その名の通り、開花すると
僧侶が座禅を組んでいるように見える
サトイモ科の多年草植物です。
今津町弘川にある
「ザゼンソウ群生地」は、国内自生地の南限といわれ
饗庭野の伏線水がつくりだした自然の傑作です。
毎年、見ごろを迎える2月下旬から3月にかけては多くの見物客でにぎわいます。
開花状況はHPにて随時公開されています。 →
こちら
2月28日(土)には「ザゼンソウシンポジウム」、また
3月1日(日)には「ザゼンソウウォーク&ザゼンソウまつり」も開催。
※くわしくは文末、もしくは
HPにて
JR近江今津の駅からはバスも出ていて、駅構内にあるレンタサイクルもおすすめ。
「小浜」行きバスで約7分「ざぜん草前」下車、徒歩約3分。
自転車なら15分程度で、歩いても約30分ほどの道のりです。駐車場もあります。
そばまで行ってみると、意外と住宅街のなかにあることに驚きます。
木立に囲まれた湿地には、平日にもかかわらずたくさんの見物客が訪れていました。
こちらがザゼンソウ。仏像の光背に似て、仏炎に包まれたような花の姿。
いま中村勘太郎主演で僧・道元を描いた
映画『禅 ZEN』が話題になっていますが
山中に静かに咲くこの花も、どこか求道者のような趣きがあるかのよう。
寒い年には雪を割って芽を出すようすが見られるそうですが
今年は湿地の水も温み、比較的早くから開花しているそう。
本日(2009年2月26日現在)の開花のようす。
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