花咲き誇る季節がやってきました。スタッフのふみさーです。
本日ご紹介するのは、満開のバラが見ごろを迎えている
「柳が崎湖畔公園」の英国式庭園です。
ここは湖畔にあるこの親水公園。
メイン施設の「びわ湖大津館」といえば、みなさまご存知
湖国の迎賓館といわれた旧琵琶湖ホテルです。
桃山様式と呼ばれる和風の外観と洋風の内部デザインが特徴的なこの建物は
1934年の建築で、ヘレン・ケラーやジョン・ウェインが宿泊したことでも有名。
ホテルの移転で、一時は取り壊しも検討されていましたが
惜しむ市民の声にこたえて大規模な補強・改修工事が行われ
歴史的価値の高い、湖国の文化財でもあります。
ホテルの整備にあわせてつくられた湖畔公園の目玉といえば
英国式庭園。
ゲートを入れば、まさに花盛り！です。
英国園芸研究家・ケイ山田氏がデザインを担当したイングリッシュ・ガーデンには
オールドローズを含め、約100種・300株あまりのバラが植えられ、
5月中旬から6月下旬ごろまでが見ごろ。
バラのほかにも計２万株もの花々が咲き競っています。
ここはびわ湖に近いこともあり、定期的な薬剤散布をしていないのが特徴で
病害虫が出たときにはその部分だけ薬剤で対処するんだとか。
芝生や花壇にも除草剤は一切使っていないそうで、
環境に配慮した造園がこころがけられています。
難しいといわれるバラ栽培で、本当に細やかに丹精されているのでしょう。
アーチを抜けると、芝生の「ボーダーガーデン」が。
レンガの塀沿いには、手前が低く、奥へいくほど背の高い植物が植えられ
立体的にデザインされています。
もちろん花の色や姿の組み合わせのバランスも絶妙。
荷車やテーブルをつかったアレンジもシャッターポイントです。
レンガ塀に絡みつくように咲いているバラ。
この向こうにはまた、どんな景色が広がっているのか、
『秘密の花園』を読んだときのようなワクワクした気分が甦ってきます。
２つめのアーチの向こうに広がるのは、青々と水をたたえたびわ湖。
一歩足を踏み入れれば、四方からバラの香りに包まれ、とっても贅沢な気分。
散策したり、写真を撮ったり、ベンチでおしゃべりしたり。
みなさん思い思いに楽しんでらっしゃいました。
奥には「イングリッシュ・ランドスケープ・ガーデン」と呼ばれる庭が広がります。
18世紀にイギリスで始まったランドスケープ・ガーデンは、
風景式庭園とも呼ばれる自然そのもののような庭園で、
起伏をいかし、芝生や樹木、周辺の自然も庭に取り込んで
風景画のように造られるのが特徴です。
池にはスイレンも浮かび、絵画のような眺め。
庭園のなかにはチャペルもあり、この日は
ウエディングドレス姿の撮影も行われていました。
花々に囲まれて永遠を誓うなんて、ロマンチックですよね！
生垣の向こうはすぐ琵琶湖。
広々としたレイクビューと花の香りに、別天地へ来たよう。
ガーデンテラスもあり、お茶をいただくこともできます。
（4月～11月、11：00～16：00.。営業は要確認）
コーヒーは400円、ハーブティーは550円、ケーキセット750円。
カフェコーナーの前に広がる花壇の模様。
どこか見覚えが…と思っていたら、そうです！
びわ湖大津館の玄関扉に描かれていた模様！
ラベンダーと緑のコントラストが見事。
湖国の迎賓館にふさわしい風格。
すぐそばには親水公園が広がります。
館内は建築当時の面影が色濃く残っていて、
レストランもおすすめのグルメスポット。
ロビーにはバラをテーマにしたショップ「ラ・ロゼット」もあります。
バラのあとはスイレンやハーブ類が咲き誇り、
季節によってイベントなども企画されるので要チェックを。
また、バラは9月・10月の秋にも楽しめます。
カメラや絵筆をもって、ぜひお出かけを！
柳が崎湖畔公園 英国式庭園
■開園時間：４～9月 ：9：00～18：00
３・10・11月：9：00～17：00
※12・１・２月は休園。
■入園料 ：高校生以上 210円
小中学生・65歳以上・障害者等 100円
未就学児 無料
■回数券 ：210円券×11枚 2100円
100円券×11枚 1050円
■ガーデンテラスは4月1日～11月30日
11：00～16：00 ※営業については要確認
※びわ湖大津館への入館は無料です。
※情報は200７年５月現在。詳しくは直接お問い合わせください。
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柳が崎湖畔公園（びわ湖大津館）
★住所 大津市柳が崎5－35
★電話 ０77―511－4187
★料金 公園への入場は無料。英国庭園入園料は上記。
★ＨＰ
http://www.biwako-otsukan.com/index.html
★地図
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