今週末からいよいよ師走。新年もあとわずかです。

県内で初詣をするなら「近江神宮」は定番中の定番ですが
いまここが全国的に話題になっているのをご存じでしょうか？



★＝写真提供：近江神宮


競技かるたを題材にした人気漫画『ちはやふる』。

主人公たちが目指す決戦の舞台が、ここ近江神宮なんです。



末次由紀先生原作のこの漫画はアニメにもなっていて
かるたのクイーン位を目指して奮闘する主人公・綾瀬千早（ちはや）の姿が共感を呼び
男女問わず、幅広い年齢層に支持される人気作品です。


「ちはやふる・大津」キャンペーンも組まれ、全国からたくさんの人が訪れています。



近江神宮といえば、昭和15年に創建された天智天皇を祀る神社。
およそ６万坪もの敷地を誇り、天智天皇が時刻制度を確立したことから
境内には時計館寺宝館などもあります。


なぜここが「競技かるたの殿堂」と呼ばれるかといえば

天智天皇が詠んだ

秋の田のかりほの庵の苫をあらみ　
　わが衣手は露にぬれつつ

この歌が百人一首の巻頭歌であることから
競技かるたの大きな大会がここで開かれることにちなんでいます。



とくに有名なのが、新年に行われる名人位・クイーン位決定戦と
高松宮記念杯全国歌かるた大会。
かるたの甲子園と呼ばれる高校生大会も毎年夏に開催されます。


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写真左は「近江神宮かるた祭り」。
2013年は1月13日（日）に行われ、「かるた始めの儀」は古式ゆかしい神事です。

写真右はクイーン位決定戦のようす。
次回は1月5日(土）に開催され、第59回名人位・第57期クイーン位の座が争われます。

高松宮記念杯は1月13日（日）・14日（祝）の予定です。



そして、この秋からスタートし人気を呼んでいるのが
『ちはやふる複製原画展』。



時計館宝物館を会場に、1月6日（日）まで開催中です。

原作者・末次由紀先生の筆づかいが伝わってくるかのような作品が並び、
大津のシーンなどおよそ40点が展示されています。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※館内は撮影禁止です。許可を得て撮影しています。

会場に入ってみると、主人公の千早そのままの袴姿の女性が！




会場１階でキモノと袴一式をレンタルできる「キモノ体験」を実施中なんです。



色、柄が選べるのはもちろん、境内を自由に散策できます。
1時間500円。

しかも、衣裳は一人でも簡単に着られるようマジックテープ式になっていて
男性用・子供用もあります。かなりの人気とか。




せっかくなので、漫画の冒頭にも登場する朱塗りの楼門の前で1枚。



聞けば名古屋からいらした学生さんとか。
袴姿の笑顔がとってもチャーミングでした。


ほかにも東京から京都観光の足で立ち寄ったという一人旅の女性もいて
漫画ファン、アニメファン、またかるたファン、古典ファンなど
訪れる理由もさまざま。

複製原画展がスタートしてからは、来館者数も3倍以上になっているそうです。



原画展の開催中、小倉百人一首の殿堂として知られる
嵐山の「時雨殿」と併催でスタンプラリーを実施中。

2か所でスタンプを集めると、『ちはやふる』のオリジナルポストカードがもらえます。
※時雨殿の会期は12月24日（月）まで。





こちらは本殿前に奉納された絵馬。



かるた大会の勝利を祈願する人や、イラストを描いている人もいました。
それにしても、みなさんとっても上手！！


かるたの絵柄が描かれた特製の絵馬もありました。





そして、近江神宮を訪れるなら、ぜひチェックしたいのが京阪電車石山坂本線で運航中の
『ちはやふる』ラッピングトレイン。



外観だけでなく、つり革や窓上など車内のいたるところまで
漫画の世界観が楽しめるんです。






来年の8月31日まで運行予定。

時計館宝物館で「近江神宮」駅にラッピングトレインが発着する時刻を
教えてもらうこともできます。




漫画を読んだ人も、まだの人も
大津の歴史と魅力を再発見できること請け合いです！





※情報は2012年11月現在。詳しくは直接お問い合わせください。





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近江神宮

★住所　　　　大津市神宮町1-1
★電話　　　　077‐522‐3725
★参拝時間　6：00～18：00　参拝無料

★時計館宝物館入館料
　　　　　　　　　大人300円　子供150円
★時計館宝物館開館時間
　　　　　　　　　9：30～16：30　月曜休館（祝日の場合は開館）
★地図　　　　　地図はこちら