朝晩の気温も下がり、本格的な
秋の気配が漂い始めてきましたね。
ここ
湖北でも、そろそろ山々や木々の葉に
紅葉の気配がうかがえるようになってきました。
< 写真提供:びわこビジターズビューロー >
今日はそんな
湖北でも随一とも称される素晴らしい
紅葉の名所と、昭和の文豪の作品でも
紹介されたことで知られる
十一面観音様のお寺を紹介しますね!
< 石道寺(しゃくどうじ) >
それ↑が、こちらの
石道寺(しゃくどうじ)さん。地元集落・
石道(いしみち)の自治会の方々が
お守りしていらっしゃる、住職さんの居ないお寺さんです。
十一面観音さまがいらっしゃるお堂を、昔から代々地元でお世話をされてきたんだそうです。
湖北には、そういったお寺やお堂がたくさんあるんですよ。
JR北陸本線木ノ本駅や北陸自動車道木之本I.C.より少し南東の、国道365号線。
↑この写真は、その国道365号線を旧長浜市内側から北向きに撮影したものですが。
石道寺のある集落へは、
JR北陸本線木ノ本駅や北陸自動車道木之本I.C.から国道8号線を外れ
国道365号線に入って南下してすぐにある、田部の交差点を少しだけ南に下がったT字路で
東へと入ります。
そのまま道なりにひたすら東へと進み、高時川にかかる井明神橋を渡り。
古来からのこの地域の水争いに終止符を打ったという、大きな合同川堰を携えた高時川の
広々とした川姿に目を奪われながら
井明神橋を渡りきった東詰めの信号の無い交差点を、更に東へと進みます。
交差点の先、前方右手をよく見ると目に入る緑地に白文字の「石道寺」の看板が目印です。
因みにこの交差点を左へ曲がってしまうと、
八草トンネルへと続く杉野・金居原方面や、石道寺とは鶏足寺を挟んでひとつ山向こうになる
己高閣や世代閣、
己高庵さんへと続く道に入ってしまいますので、ご注意!
逆に
己高庵や己高閣・世代閣へおいでの方は、この交差点を左に曲がってすぐ見える
青い道路標識のところで右斜め前方の側道へと入ってくださいね♪
少し細めの1車線の道路を更に進んでいくと、ふと左手に公園と集落の公民館と、駐車場が。
石道寺の方によると、
この先の道路は大型車が通れない程狭くなってくるので、石道寺に来られた大型車や
観光バス等はどうぞこちらの公民館前の駐車場にお停まりくださいとのことでした。
趣のある家々の間を縫うように伸びる道を更に東の山陰を目指して進むと、ふと
立派な石段の地元の神社さんの鳥居が、目に飛び込んできます。
神社前を過ぎ更に細くなって山の方へと伸びてゆく道にちょっと心細さを覚えながらも、
勇気を出して先に進むと
にわかに左手側に広々とした駐車場が現われ、ほっとひと安心☆
地元の自治会の方々が石道寺や鶏足寺を訪れる方々のために設置し管理しているという
2つの駐車場の間に挟まれた小道をゆくと、かわいらしい橋を渡った、そこが石道寺です。
ええっ?!
こんな人里近くの駐車場横の道なのに、
「熊出没注意」?!
ふと目に入った看板にちょっとドキドキしつつ、
思わず周囲をキョロキョロ。
でも、小さな橋を渡って最初に目に入ったのは、
大きなこわい熊の姿ではなく、丁寧に手入れされた瀟洒な庭園↑でした。
この庭園もですが、
境内の階段や石垣には、これほどの石をどこからどうやって集めてきたんだろう、と
つい思ってしまうような大振りな石が、惜しみもなく積み上げられ。
植え込みや周囲の自然と溶け合って、こんな山腹の山肌に、なんとも存在感のある
一種独特な印象が。