桜が散ったと思いきや、はやくも夏が来たような暑い日が続きます。
ゴールデンウィークのお出かけ先は、もうお決まりですか?
標高の高い奥比叡は、これからが桜の季節。
とくに延暦寺・西塔地域では
「比叡山さくらまつり 萌桜会」が
4月28日(土)~5月6日(日)午前10時~午後4時まで開催されます。
例年のさくらまつりのころのようす。
(写真提供:奥比叡ドライブウェイ。以下★印同)
期間中は抽選で、オリジナルグッズや抹茶またはくず湯をプレゼント。
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さくらまつりの会場となる
「奥比叡ドライブウェイ」は
延暦寺の根本中堂から西塔・横川を抜けて
仰木に至る全長11.8kmの緑豊かなコース。
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沿道に
桜が約1000本植えられ、
途中、
琵琶湖八景の一つ「比叡の樹林」を通り
霊峰比叡山の史跡をめぐることができます。
桜の見ごろを前に、ドライブウェイの見どころをご紹介しましょう。
入口になるのが、大津市比叡平にある「田の谷峠ゲート」。
ここから
「比叡山ドライブウェイ」に入り、奥比叡へと向かいます。
ドライブウェイの料金表は → こちら
比叡山ドライブウェイのあたりは、4月中旬が桜のみごろ。
びわ湖が一望できる「夢見ケ丘」あたりに植えられた
しだれ桜などはあとしばらく花が見られそうです。
夢見ケ丘は夏のかぶと虫などでも人気ですよね。
ここから見るびわ湖は圧巻。
「ロテル・ド・比叡」そばのホテル前ゲートから入って延暦寺の「東塔」地域へ。
このトンネルを抜けると東塔。
トンネル近くに、坂本ケーブルの乗り場があり、
ここからシャトルバスに乗り継いで、山頂エリアをめぐることもできます。
この手前を上がれば、人気の「ガーデンミュージアム比叡」も。
世界遺産「延暦寺」へやってきました。
東塔地区には、比叡山延暦寺の総本堂「根本中堂」があります。
入ってすぐに見えてくるのが「大講堂」。
「阿弥陀堂」
「法華総持院東塔」
「戒壇院」
国宝「根本中堂」へ。
お堂のなかには、ご本尊・秘仏薬師如来がまつられ、
その宝前には1200年間ものあいだ守り続けられている
「不滅の法灯」が。
堂内はまるで小宇宙。何度訪れても厳かな空気に圧倒されます。
根本中堂の前、石段を上がったところにあるのが「文殊楼」
東塔地区を出て、車へ乗り込み、一路、西塔へ。
西塔の駐車場で、ひときわ目をひくのが「弁慶杉」。
このあたりは目を見張るような杉の巨木に囲まれていて
琵琶湖八景に数えられるのもうなづけます。
こちらは「にない堂」の名で知られる「常行堂」と「法華堂」
ここでは、さくらまつりの期間中、特別企画として
通常非公開の堂内で「坐禅体験」(冥加料1000円・約30分)が行われます。
二つのお堂は回廊でつながっていて
その回廊をくぐると、「釈迦堂」へ。
杉の老木に囲まれ、神秘的な空気のなかにたたずむ釈迦堂。
「椿堂」
ここからさらに奥比叡ドライブウェイを進み、「横川(よかわ)」地区へ。
途中にある「峰道レストラン」は、食事・休憩・お土産のほか
絶景が楽しめるビューポイント。
訪れたのは4月14日。木々の枝がほんのり薄紅に染まりはじめていました。
山道を走り、横川へ。
「横川中道」
「根本如法塔」
おみくじ発祥の地といわれる「元三大師堂」。
堂宇をめぐって、岐路へ。
来た道を戻るもよし、仰木から堅田へ抜けて
近江八景 堅田の浮御堂を見て帰るもよし。
桜に彩られた世界遺産を、ぜひ見に訪れてみませんか。
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※情報は2012年4月現在。詳しくは直接お問い合わせください。
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◆比叡山延暦寺
★住所 大津市坂本本町4220
★電話 077‐578‐0521
◆比叡山自動車道株式会社
★電話 077‐529‐2216
◆奥比叡参詣自動車道株式会社
★電話 077‐578‐2139
◆ホームページ「比叡山へいこう!」
http://www.hieizan.gr.jp/
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