アートインナガハマ2010 と黒壁ガラス体験教室(とんぼ玉)

しがまにあスタッフ

2010年09月30日 20:00

暑さ寒さも彼岸までとはいいますが、
残暑厳しい9月から一転、10月を目前にして急にらしくなってきましたよね!

読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋…と数々の秋あれども
吹く秋風に
あなたの「芸術の秋」、ちょっと湖北で目覚めさせてみませんか?

今日はそんな秋の芸術心を満足させてくれる、湖北の素敵なイベント体験教室
ご紹介しますね♪



琵琶湖の北の畔、湖北でキラキラ輝くガラスの街長浜で。
太閤・豊臣秀吉さんが織田信長から受け継いだ、楽市楽座の歴史ある街長浜で。
もう20年以上もほぼ毎年この時期に開催されている、そんなイベント。
フリーマーケットの芸術版芸術版の楽市楽座

~ ART IN NAGAHAMA ~ (アート・イン・ナガハマ) 」。
略して「AIN(アイン)」。

この週末、湖北・長浜では、そんな芸術のお祭りが開催されます。

<アートインナガハマ 2010>

(写真提供:アートインナガハマ事務局)

「アート・イン・ナガハマ」は、湖北・長浜の秋の風物詩。
著名な芸術家から主婦まで
プロアマの区別無く全国から集まったアーティストが、青空の下で自分達の作品を展示、販売、
実演を行う、いわばフリーマーケットのアーティスト版です。


 
各種クラフトや絵画・工芸等…数々の
アートを接点として
毎年大勢の方々が訪れ、
作家さんやその作品との出会いや
自由なコミニュケーションを楽しむ、
素敵なおまつりイベントとなっています。

開催24回目になる今年のテーマは、
「芸(WAZA)の愉しみ」。

(写真提供:アートインナガハマ事務局)

黒壁スクエア内の各商店街アーケード下をはじめとする近辺一帯路上での
展示販売「アート・マーケット(芸術市)」や、
街中各所でパフォーマンスされる製作実演「ビアレ・フォルナーチェ(工房の並木道)」。


(写真提供:アートインナガハマ事務局)

そして子どもたちの体験アート製作コーナー「ピアッツア・バンビーニ(子供広場)」や
空き家や店舗での展示販売「ギャラリー・アイン」。

 
 
芸術系の学生さんや
未来の芸術家の卵さんたちを支援する
企画ブース「ココロザシ」に、
ライブや屋台村。

(もちろん黒壁スクエア内にある
 数々の美味しいお店さんも、見逃せませんよねっ!)

(写真提供:アートインナガハマ事務局)

 
長浜黒壁はガラスの街ですが、この日はガラス・アートだけではなく
絵画に彫刻、絵手紙にアクセサリー、陶芸に粘土細工に人形細工、木工、金工、
立体、平面…
と、それはもうありとあらゆるクラフトにアートが大集合!
 

 
去年に引き続き、
「イキなタクラミ」コンテストの
Part.2も
開催予定だそうです。 
 
(写真提供:アートインナガハマ事務局)

大人から子供まで、性別や年齢にも関係なく
自由闊達な雰囲気の中、さまざまに豊かな作品や人々に出会う…そんな湖北の秋。

この週末の「芸術の街・長浜」は、そんな心豊かなお楽しみでいっぱい…!


(写真提供:アートインナガハマ事務局)

ふらふらブラブラ、目移りしながら会話を楽しみながら。
こうやって多くの素晴しい作品に触れていると、
なんだか今度は自分で、何かステキなものを作りたくなっちゃうかも…!
なんてね?(笑)

そんなアーティスト心に火のついてしまったあなたにおススメなのが、
↓の黒壁のガラス体験教室なのです♪
 

<黒壁ガラス体験教室(とんぼ玉)>


先日ご紹介した「黒壁美術館」の北隣にある、黒壁の体験教室ゾーン。

目印の大きな看板が、
大きな透明ガラスに白と青の木枠戸のちょっと南欧風(?)な たたずまいの一角へと、
いざなってくれます。



表には、
バーナーワーク・サンドブラスト・吹きガラス・ステンドグラス・ハンドグラヴュール等の
見本作品も並べられていました。



こちら↓が、ガラス体験教室受付。



作品見本や借りられるお道具が並んでいます。


 
受付で体験予約のコースを確認したら、
早速それぞれのコースに分かれて体験開始です♪

広々とした室内に、
壁いっぱいの窓ガラスから明るい陽射しが差し込んでいます。
 
心なしか、ちょっと気分もウキウキドキドキと心地よい緊張感に
浮き立っちゃいますよね♪
 
 


↓こちらは、教室の窓の外に伸びていた工房ストリートです。
今回はサンドブラストでも吹きガラスでもなく、とんぼ玉を申し込みましたー♪



とんぼ玉とバーナーワークは、こちらで体験です。
バーナーと材料のガラス棒が並ぶ、工房内。



バーナーの向こうの
ガラス窓のそのまた向こう側には、吹きガラスの炉があるお隣の工房も見えます。



工房内にずらりと並べられた色とりどりのガラス棒。



こちらが今回のとんぼ玉体験の材料となります。



先ずはここから
基本のとんぼ玉本体の玉の色を選んで、
更に
とんぼ玉の模様となる
もう少し細いガラス棒を選んで…。


うーん…何色にしようかなあ…。 

トンボ玉の模様になる小花の柄の色は、↓こちらの材料から選んで下さいね。
 

ミルフィオリ(ミルフォリ、ミルフィオレともともいいます)のガラス棒を細かく刻んだものです。
なんだかこれだけでもビーズみたいで、可愛いですよね♪

そしてこちら↓が、今回の体験教室で作ることができるとんぼ玉の出来上がり見本。


華やかにいろんな色があって、どれもきれいで本当に迷ってしまいます。
大体どんな色の組み合わせにするか、
これはある程度あらかじめイメージを練っていった方がいいかも…?

さあ、基本の玉の色に模様となる水玉の色、そして花柄となる
ミルフィオリ数個を選び終わったら、いよいよとんぼ玉作りに取り掛かりましょう!
 


先ずは、とんぼ玉の穴をきれいに作るための鉄串を準備します。
磨き粉のような特別に細かい砂を水に溶いたものを鉄棒につけ、バーナーで
鉄棒が真っ赤になるまで素焼きします。
ここで失敗すると、折角作ったとんぼ玉が、穴のところから割れてしまうのだとか。



そして、とんぼ玉本体の色に選んだガラス棒をバーナーへ。
先ずは、教室の先生のお手本を見せてもらいました。

黄緑色のガラス棒の先がバーナーの熱で真っ赤になり、先がだんだん丸くなってきたところで…



ちょん、くるくるくるん、ぴぴっ。

一瞬で、
真っ赤に熱されたガラスの、まるで小さなお団子のようまあるい玉の出来上がりです☆



まるで一瞬の魔法でも見ているかのよう。
先生はいとも簡単にやってのけていますが、なんだか自分の時には手がぶるぶると
震えてしまいそうです!



これを微妙に位置をずらして何度か繰り返し、とんぼ玉の形と大きさを整えていきます。



土星の輪のようにガラスをくるくるくるっと巻いて…


 
 
バーナーで熱しながら、
更に玉の形を整えていきます。
 
仕上げは、
少し冷えかかってきたところを
小手で軽く転がすように。 
 
 

 
さあ、次はいよいよとんぼ玉の模様です。
 


白いガラス棒の先を先程と同じように熱で溶かし、とんぼ玉本体へ先っぽを、ちょん!


 
軽く押し付けた先っぽを
そのまますーっと軽く引いて、細く糸を引いたガラス部分をバーナーの炎で溶かし切り、
片手でくるくると鉄棒を回しながら、バーナーの炎で模様のガラスをなじませます。

更に細いガラス棒を使って、同じようにガラスの色を重ねます。



これは、古代ローマやエジプトでも見られるとんぼ玉の最も古く基本的な装飾技法なのだとか。

今回私は、そのとんぼ玉に2色のガラス模様を重ねるのは
ちょっと断念して、もう少しシンプルでカンタンなかわいい和モダンを目指してみました。



少し透明感のある「金赤」というガラス棒と、水玉模様用の白いガラス棒。
鉄棒に巻きつけて玉状にすると少し黒っぽくみえますが、光に透かすと透明感のある
暗いルビーのような色の赤いとんぼ玉になります。
 


そしていよいよ、とんぼ玉にかわいい小花模様を散らしてゆく作業へ。

ミルフィオリととんぼ玉双方を、冷え固まらないようバーナーを使って熱しながら、
ちょん、とミルフィオリの断面が球面に垂直になるようくっつけてゆきます。


こ、これがなかなかに、
ものすごい勇気と、思い切りの、
要る…っ!

せぇのっ…、えい……っ!!

なかなか、先生のように
思うような場所に
きちんとミルフィオリを
くっつけることが出来ません
   
ミルフィオリは、球面に垂直にくっつけないと小花の柄が崩れて見えなくなっちゃうらしいのです。
うーん、むずかしい!



バーナーでくっつけたミルフィオリをなじませながら、
まだ凸に飛び出した装飾部分を
こんこんこん、と小手を使って本体の中にゆっくり無理せず埋め込んでいきます。



小手の上をころころと転がせば、いよいよとんぼ玉の完成間近です。



↑こちらが、今日私が何度も失敗しては先生に直してもらいながら
なんとかミルフィオリをくっつけるにまで辿り着いた、人生生まれて初めての作となった
そのとんぼ玉完成間近な姿です。

うーん…やっぱり、ちょっと形が崩れてきてる…かな…?(汗)



でもそんな時でも、大丈夫!
ちゃんと先生が修正して下さいます。先生、ありがとうございましたっ!良かった~(涙)

とんぼ玉の体験講座は大人数で受講が可能なバーナーワークなどと違って定員が2名なので、
とても丁寧に先生に教えてもらえるのがうれしいですね。頼もしいです♪



出来上がったとんぼ玉は、焼けない綿にくるんで約半時間程をかけてゆっくりと冷まします。
そうしないと、
せっかくこんなにも苦労して作り上げた作品が、割れてしまうかもしれないのだとか。
うーん、かなり待ち遠しい半時間になりそうですが、ここはぐっとガマンガマン!



冷めるのを待っている間に、こちら↑の色とりどりの手作りビーズから
作ったとんぼ玉と合わせてストラップにする手作りビーズを、4つ選びましょう♪


 
ストラップの皮ひもも、
この4色の中から選べるそうです。

かなりカラフルに
いろんな色の組み合わせが選べて、
めっちゃ楽しいです!

どれにしようかなぁ~…♪
 
  

シックでシンプルな小可愛い和モダン?を
目指した私は、
透明な暗い赤に合わせて
←のような
碧系寒色と白の組み合わせに
一番左の濃いダーク系の皮ひもを選びました。

さてさて、どんなふうに出来上がるかな…?

どきどきのお楽しみです 
 
 
因みに、選べるストラップの形は、以下↓の2種類。
私は、右側のしっぽ1本の形を選びました。



ところでこちらのガラス体験教室のとんぼ玉の先生は、黒壁ガラス館の近く
大手門通り商店街のアーケード西入口にある黒壁13號館「サンライズKoKo」というお店で
とんぼ玉やバーナーワークのアクセサリー作品の実演販売もされています。

とんぼ玉やガラスアートの世界ではその名を知られた有名なガラス作家の先生でもあるんです。



そう、先日関西ローカルの朝のあの人気番組でも、紹介されてましたよね!
店頭での↑このお姿をテレビで見た方も、いらっしゃるかもしれません♪
黒壁スクエア草創期から約20年来もの間、ここ長浜でとんぼ玉やバーナーワーク等の教室を
開いてらっしゃるという、あの先生だったんです!



店内には、
そんな先生やとんぼ玉作家さんたちの素晴しい作品アクセサリーがいっぱいで
まるでジュエリーショップのよう…♪



そんなアートな街、秋の長浜。

来年始まる大河ドラマへの期待から、
最近はもっぱら戦国時代や歴史がフューチャーされがちではありますが。
どうしてどうして、
歴史とガラスロマンと、古さと新しさを兼ね備えたそんな奥深い湖北の街・長浜。

あなたも、そんな歴史とアートの街・長浜で。
ちょっと時間をかけた手作りロマンの思い出の品…手に入れてみたくなりませんか…?










(情報は2010年9月現在。詳しくはお問い合わせ下さい。)

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黒壁 ガラス体験教室(とんぼ玉)
■住  所   滋賀県長浜市元浜町11-22 (黒壁スクエア内)
  受付場所 : 黒壁体験教室
  開催場所 : 黒壁体験教室
□電話番号   0749-65-1221 (予約・問合せ)
■開 催 日    毎週 月・火・木・金・土・日曜日 (要予約)
□開催 時間   1回目15:00~/ 2回目16:00~ (所要時間 約60分~90分)
■定  員    各回2名様 (対象年齢 中学生以上)
□受 講 料    税込3,150円
■できるもの  とんぼ玉ストラップ(とんぼ玉1点・ビーズ4個)・ひも付き
□HP     http://www.kurokabe.co.jp/experience/2010/04/post_1.html
■地 図    地図はこちら

□他のガラス体験教室については、↓こちら↓をご参考下さい。
    http://www.kurokabe.co.jp/experience/
(バーナーワーク・サンドブラスト・吹きガラス・ステンドグラス・ハンドグラヴュール・オルゴール・陶芸等)

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黒壁13號館 サンライズKoKo
■住 所   滋賀県長浜市元浜町12-35 大手門通りアーケード西入口
□連絡先   Tel/Fax:0749-65-4563
■営業時間  10:00~18:00 (年中無休:年末年始除く)
□HP     http://www.kosaisya.jp/13koko.html
■地図    地図はこちら

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芸術版楽市楽座 アートインナガハマ2010
■開 催 日  2010年10月2日(土) 10:00~17:00
          2010年10月3日(日) 10:00~16:00
□開 催 場 所  長浜市街中心地一帯(黒壁スクエア界隈)
■主 催 者 名  NPO法人ギャラリーシティ楽座
          芸術版楽市楽座 アートインナガハマ事務局
□住   所  〒526-0059 滋賀県長浜市高田町12-34
■連 絡 先  TEL:0749-65-0393
          FAX:0749-63-0400
□HP     http://www.art-in-nagahama.com/

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