長浜盆梅展(夜間盆梅)

しがまにあスタッフ

2007年02月15日 20:00

全国でも名を知られる長浜・盆梅展
2月は夜間営業もされ、昼間とは、また違った雰囲気をかもし出します。
そんな、いつもと違った梅の姿を眺めるため、会場である夜の慶雲館を訪れてみました



長浜の盆梅展の歴史は昭和27年より始まります。
今年で56回目だそうです。
旧浅井町(2006年2月より長浜市)の高山七蔵さんといわれる方が、
多くの人に見ていただきたいと市に寄贈されたのが最初です。

そして、夜間盆梅が始まったのが10年前から。
来館者の中には、昼と夜と2回来られる方もあるそうです。



まず、門をくぐると、



順路の標識が見えます。
案内に歩いていき。。。



もうひとつの門を抜けると、会場が見えてきます。



最初に両脇から出迎えてくれるのが、こちら。



そして、正面からの出迎えはこちらの梅。宝春と名づけられています。
こちらの盆梅は、古くから名づけられているものもあれば、一般から公募されたものまで色々とあります。
それぞれの梅に、それぞれに相応しい名前が授けられています。

宝春は見ごろの限界といった感じで、そろそろ他の盆梅に座を譲る時期とのこと。
今後こちらを訪れる方は、他の梅が出迎えてくれることと思います。

盆梅は、現在3つの場所で保管、管理されており、見ごろを見計らって、搬入、搬出されています。

夜間盆梅の時期は、早朝より、作業。
そして、大きな木になると、8人がかり
幹が大きく曲がった梅などは、一人の人はその幹を肩に担ぐ格好で
搬入作業が行われるそうです。



奥に足を進めて行くと、盆梅がずらりと揃っています。
それぞれに個性的です。

ふと見ると、



ガラスのお雛様。

黒壁スクエアでは、
ガラスのお雛様展が開催されていると案内されています。



そして、後ろに掛け軸。

こちらは、瀬戸内寂聴さんの句です。
そのほか、堀口大學さん、田辺聖子さんなど数々の著名な方々の句が盆梅の後ろに
掲げてあります。
それぞれ梅にちなんだ句ですが、堀口大學さんの句は、まさにこの長浜盆梅を詠んでいます。




ここまで来ると、梅のよい香りがあたりに漂っています。
特に、白い梅が香りを放つのだそうです。



このピンクの華やかな木が、樹齢400年の長浜盆梅の主役不老



見る角度、焦点の当て方で、様々に表情を変えます。
幹も見事
400年の年月の重み、深さを感じさせます。
しかし、一体どこから栄養を吸い上げるのでしょうか?

不思議に思いますが、この木自体の生命力。
そして、管理されている方々の力なのかなと思います。



盆梅の後ろには、庭園があります。

ここ慶雲館は、明治天皇が長浜に来られるということで、建てられた館。
由緒正しき、建物です。
今回特別に、2階から望む庭園を見せて頂きました。


盆梅展期間中は閉鎖されていますが、夏場は一般公開されています。




■ 慶雲館
 期間:4月1日~11月30日
 休館日:なし
 時間:9:30~17:00
 料金:大人200円、小中学生100円
 TEL:(社)長浜観光協会 0749-62-4111(代)
 HP:http://www.nagahamashi.org/bunka/meiji/keiunkan/mein.html



順路は新館へと続きます。




左手に物産品販売コーナーを見ながら、右手に視線を向けると、
さざれ岩、千代の岩と対の盆梅が通路をはさんで配置されています。
何故、対かといえば、「千代に八千代に、さざれ石の~」と国歌に由来しています。



近隣で開催されている、鴨の里盆梅展‐米原市(旧山東町)、浅井盆梅展‐長浜市(旧浅井町)の盆梅も展示。

一般公募の作品も展示されています。滋賀県内各地から応募があるそうです。




順路に従って階段を上がっていくと(エレベーターもあります)、こちらの梅がお出迎え。



こんな真っ赤な梅も。

二階にはお茶席が設けられてあり、2種類のお茶を頂くことができます。

   抹茶 400円
   梅茶 300円      それぞれ茶菓子付き



人気の抹茶のお茶菓子は、盆梅しそもち。
白あんを求肥で包み、しその葉で巻かれています。
しそが甘さを包み、甘いお菓子が苦手な方でも抵抗なく頂けると思います。



梅茶には、梅だより。




お茶席の近くの通路には、長浜のかな教室の生徒さんの作品が展示。
梅は昔「むめ」と書かれていたそうです。



奥にも、珍しい盆梅があります。
大きな梅の花を咲かせる木、武蔵野。まだつぼみです。



一つの木から2色の花を咲かせる木、思いのまま



こちらは、海洋堂フィギュアミュージアム黒壁の作品。
湖北の名物。
鴨すき、鯖寿司、のっぺいうどん、鮒寿司のフィギュアが手前にあります。


小窓が梅の花の形。



市内の盆梅案内に、
様々な梅にちなんだ句がそえられているのですが、
一句詠んでこちらに投じれば、
来年度、採用されることがあるかも
しれませんね。







2月10日~4月18日まで大通寺で開催の馬酔木(あせび)展の案内です。
かわいい小さな花をいっぱいに付けています。




階段を下りていくと、物産展の場所に戻ってきます。
長浜名物、梅にちなんだ和菓子、煎餅、梅茶、梅の形のマグネットなど、様々なものが、
販売されています。
2月6日のウマしが日記でご紹介した丸喜屋さんの梅びしおも置いてあります。

   お茶菓子で頂いた、盆梅しそもち 8個入り、730円
    梅だより 8個入り、680円   も販売。

こちらは、せんべい。
       


手づくり味噌せんべい、400円         長浜盆梅、400円             
長浜盆梅のおせんべいはちょっぴりしょうが風味。 
盆梅の絵が描かれています。     




表には、盆梅が即売されています。(日中のみ)




見所多い、長浜盆梅。
今年は暖冬のため、見頃はやや早まっていますが、2月中旬でまだまだつぼみもあり、
保管場所にて晴れの舞台を待っている鉢もあります。

盆梅は年を重ねられた方が楽しむもの、という雰囲気がありますが、
若いカップルも訪れ、楽しまれています。

見事な幹、枝、花、そして香り。
早春をいっぱいに感じられる長浜盆梅展。
一度来られては、いかがでしょうか?







※情報は2007年2月現在。詳しくは直接お問い合わせください。




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長浜盆梅展・慶雲館
★住所 長浜市港町2-5
★電話 長浜市役所 観光振興課 0749-62-4111(代) 
★営業 1月10日~3月11日  9:00~17:00(入館は16:30まで)
      2月10日~25日の期間に限り  9:00~20:30(入館は20:00まで)
★定休 会期中無休 
★観覧料  大人500円 小中生200円 小学生未満無料

   ※長浜盆梅展&浅井盆梅展の入館と、指定観光スポットのうち3施設の入館がセットになった
   新春盆梅パスポート(1000円)も発売されています。
 
★HP  http://www.nagahamashi.org/bonbai/bonbai.html
★地図 地図はこちら






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