１１月に入りました。
急に寒くなってビックリされた方も多いのではないかと思います。
これからどんどん寒くなる季節になっていきますが、家にこもるのには、
まだ早い……かも。

紅葉狩りだって、スポーツだって、芸術だっていろいろ楽しみたいですよね。
今回は、紅葉狩りというほどには、紅葉の名所ではないのですが、
秋を感じられて、スポーツも出来て、文化的な施設も楽しめる
『雨山文化運動公園』をご紹介します。


『雨山文化運動公園』は、湖南市の西部、石部にあります。
石部は、江戸時代に東海道の５１番目の宿場町として栄えたところです。
「京立ち　石部初泊まり」と言われ、京から江戸へ行く旅人が立ち寄り、
旅の疲れを癒したという重要な場所でもありました。



広くて大きな『雨山文化運動公園』。
ゆっくりと遊べそうですね。



まずは、「雨山公園管理事務所」へ。
ここに行くと地図の入ったパンフレットがもらえます。
公園内は広いので、地図を利用しましょう。

「雨山公園管理事務所」の隣には、「物産展示館」があります。
湖南市の物産品が置かれています。
ぜひ、ここにも立ち寄ってみてください。

そして管理事務所のすぐ前にあるのは、「石場宿場の里」。
ここは、江戸時代の石部宿の様子を再現したものなんです。


まずは、関所　を通りましょう。
ここを通り抜けると、江戸時代の宿場町へとタイムスリップしたような景色が。

農家

これは、江戸時代末期に石部宿の近くに建っていた中規模程度の農家を
再現したものだそうです。
農機具や牛の模型などもあり、かなり細かく作られています。

商家

こちらは江戸時代末期の商家だそうです。
どの建物もそうですが、中にはちょっとしたクイズが出題された看板があります。
みんなでクイズ勝負をするのも楽しいですよね。

茶店




「おちゃば」という言葉につられて中に入ってみます。
昔の旅人もここでお茶を飲んで体を休めたのでしょうね。

旅籠

こちらもテレビの時代劇などで見かけそうな建物ですね。
屋号を「いしべ屋」とする旅籠は、土間に配された井戸、水がめ、流し、かまど、
付属屋の便所や風呂などからも当時の様子が伝わってきます。
また、人力車や雲助駕籠などさまざまな展示も見られます。

安民米(倉庫）
　

一里塚


八石教会所


まわりを見渡すとところどころ、紅葉していて、秋らしい町並みになってきています。
訪れたのは、１０月の後半。
ここ数日の冷え込みでいっそう秋が深まっているかもしれませんね。


さらに進んでいくと、「東海道石部宿歴史民俗資料館」が見えてきます。
「東海道石部宿歴史民俗資料館」は江戸時代以降の石部の町の資料を保存した資料館です。


庭がとてもきれいです。
池のそばに生えている紅葉はすでに真っ赤になっています。


資料館の中は、江戸時代以降の宿場と街道の資料が展示されています。
館内には、東海道五十三次図や文久年間の資料をもとに作成された石部宿内模型、
２万石程度の大名が使用したとされる網代駕籠、また２０分の１の模型で、幕府直轄であった
小島本陣が絵図などを手がかりに復元されています。
石部宿の歴史や当時の様子に詳しくなれそうですね。
入館料は、大人320円、小中高校生160円です。20人以上の団体割引もあります。
（入館される場合は、「雨山公園管理事務所」にお知らせください）

資料館を出ると眼下に広がるのは大きな雨山総合グラウンド。
ここからは、「雨山運動公園」の施設を簡単に紹介します。
使用には予約が必要ですので、事前に「雨山公園管理事務所」に
お問い合わせくださいね。


雨山テニスコートと体育館もあります。
体育館は、「雨山体育館」と「雨山第二体育館」の二つがあります。
この日もたくさんの方々が体育館でスポーツに汗を流しておられました。
小さいお子さんから大人の方まで世代を問わず、楽しめそうですよね。



雨山市民プール

今はもちろんシーズンオフですが、夏にはにぎわいます。
大きなプールなので、夏が楽しみですね。
（利用できる期間は、7月１８日～８月３０日です）

さらに行くと雨山キャンプ場があります。

シーズンには、にぎわいそうですね。
楽しいキャンプになりそうです。
(利用できる期間は、6月1日から9月30日 です）

雨山研修館「宿場の里」
多目的ホールや実習室、浴室なども完備しており、宿泊研修にも利用できます。


さて、『雨山文化運動公園』の魅力はこれだけではありません。
ぜひチャレンジして欲しいのが、雨山ランニングコース。

全長1,300メートル（全線６メートル幅舗装） 。
『雨山文化運動公園』内を横断するコースになっています。
これからの季節、走るにはもってこいですね。

そして、なんと公園内には、全国森林浴の森百選に選ばれた
「臥龍（がりゅう）の森」があります。
龍が臥（ふ）せた姿に見えるため「臥龍の森」という名前がつけられたということです。
「臥龍の森」は、「野鳥の森」「清風の丘」「曙の森」などの区域にわかれていますが、
中でもおすすめなのがこちら。


（↑写真をクリック）
「東海道五十三次ウォークin臥龍の森」　。
なんでも東海道の実際の宿場の距離を縮小して、作られたコースなんだとか。
これは面白そうです。

もちろん「石部宿」も出てきます。
ゴールに近づくと馴染みのある名前も出てくるので、はりあいがでるはず。
滋賀県民ならきっと最後まで頑張れるのでは？
全行程４．１キロのウォーキングコースなので、ファミリーでも楽しめそう。




森林浴をして、ゆっくりと日ごろの疲れやストレスを解消するのもおすすめです。
「竜王の峰」からの眺めもよいですよ。


春は桜の名所としても大人気の『雨山文化運動公園』ですが、秋のハイキングにも
最適です。
ぜひ、この秋のコースに加えてみてください。

※情報は２００９年１１月現在。詳しくは直接お問い合わせください。

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雨山公園管理事務所
★住所　湖南市雨山2-1-1
★電話　0748-77-5400
★料金　無料、一部の有料施設はあり
★定休　月曜日・祝日の翌日・年末年始・一部の有料施設に休みの期間あり
★HP　　http://www.city.konan.shiga.jp//index.html
★地図　地図はこちら