いまを盛りに咲き誇る花といえば蓮。滋賀は蓮の見どこ
ろがたくさんありますが
なかでも室町時代から600年ものあいだ守られてきた
珍しい蓮の花が盛り山に残されているのをご存知でしょうか?
「近江妙蓮公園」の蓮は、守山市中町の妙蓮池で田中家および地元の人々によって
守り伝えられてきた貴重な花。
つぼみのときは一つの花に見えますが、外側の花弁が開いたあとは
一茎になんと2~12の花群が見られるという希少種です。
敷地内には近江妙蓮資料館もあり、その歴史をつぶさに知ることができます。館内から望む妙蓮池。
写真は「一茎六花」。多いものでは12もの花をつけ、
その花びらは2000~5000枚にも及ぶとか。
研究者の方が朝から夕方までかかって数えたというエピソードもあるほど。
この貴重な蓮に関する古文書なども残されています。
館内には「妙蓮庵」と名付けられた座敷もあり、
ここから眺める花の様子も趣があるもの。みなさん涼んでいました。
庭へ出てみると、池は一面大きな葉に覆われています。
写真撮影は7月中旬のものですが、7月下旬のいまがちょうど見ごろまっさかり。
つぼみは大人のこぶし大。葉もこんなに大きいんです。
咲いたものには、ほんとうに花がいくつもついていました。不思議な光景。
池の周りにはベンチも設けられ、写真と撮る人、スケッチする人などでにぎわっていました。
見ごろは8月上旬まで。ぜひお出かけを。
※情報は2008年7月現在。詳しくは直接お問い合わせください。
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近江妙蓮公園
★住所 守山市中町39
★電話 077-582-1340
★開館 9:00~17:00 ※開花時期は延長あり
★休館 火曜 ※10~5月は休日以外の月~木曜
★地図
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